この件に関しては全面的に俺が悪いので素直に謝罪する。
…と、そこで、いつも笑顔で明るい彼女には珍しく何やら憂いを帯びた表情を浮かべていることに気が付く。どうやら、「女として若い男に求められている魔法使い」と「自身の夫にすら求められていない自分」を比較して自分を卑下しているようだ。
彼の考えとは、簡単にいえば「数打ちゃ当たる」行為である。元々、一回でオーケーしてもらえるとは思っていない。だからこそ、何度も何度も杏奈に告白していくスタンス。
そして、断られるとまた彼女の前で自慰を行い始めたが、これにも理由があった。
そして、その正面には春斗の見たことのないイケメン男子の姿があった。もしかして、あれがずっと妄想の中で嫉妬を抱いていた雪華の彼氏なのか…?
そんな風にやきもきしてする春斗。(一方の友達は告白だと思って野次馬根性を出している)
盛生にとっての懸念材料は消えた。となれば、後は行動に移すだけである。その辺りの思考は至ってシンプルな盛生。次の日、さっそく校舎裏の人気のない場所に杏奈を呼び出すと告白を行った。(そうなるまでが早い)
その事に対して俺は二点、大きな間違いを指摘する。
まず魔法使いと俺は彼氏彼女の関係ではなく、お互い合意の上で身体のみの関係だということ。
それから、彼女(ヒーラー)は魔法使いに負けない位イイ女であり、「許されるなら俺も抱きたいくらいだ」ということを懇切丁寧に口に出して教えていった
これは魔王を倒す前の話…
勇者パーティには未熟な勇者をサポートすべく、あらゆる方面で活躍していた一流のベテランメンバーが揃えられていた。魔法使いである彼女もまたA級冒険者として名を馳せていた人物である。しかし…彼女には悪癖があった。男癖が悪いのである。
領主であるキンダーマフが口を開く。
領主「何、そんなに緊張するでない。ここにはお前と儂しかいない。だからもっと近くに寄れ。もっとよく顔が見たいのだ」
正直、緊張の為、一刻も早くここを去りたいのだが…まさか領主の命に逆らうわけにもいかない。テレサは精いっぱい笑顔を作り、彼に近づく…
種植は自己中心的な男であり、恵まれた体格と親の権力でもって好き放題やっているDQNである。
特に、女性関係の悪いうわさが絶えず、(本人も公言しているが)常時「身体だけの関係である=セ●レ」が5人もいるらしい……
と、思ったらいきなり告白された。彼女曰く、自分より強い雄に支配されるのが夢だったらしい?
(そんな事言われればこちらに否やはない。なにより普通に美人だし、身体の相性もすごくよかったからだ)
その後、このラーナとの間にも6人ほど子供が生まれることになるのだがそれはまた別のお話(おわり