藤本和也さん@gakubou_tenguがツイッター始められたことだし、この場を借りてお尋ねします。黒のマガジン4号での最大のショックは、水木しげる短編のマイベスト「宇宙虫」(もともとは貸本長編『深雪物語』の一部)がまんまアメコミの翻案だったこと。このタイトルが気になってしょうがありません!
つまりこういうのね。主人公が女子高生だろうが何だろうが、秘密基地と悪の結社と珍兵器と世界征服計画は譲れん! でも、捕物帳といったら大江戸八百八町お奉行与力同心岡っ引き下っ引きとスッと絵が浮かぶようなわけにいくのだろうか。だから編集さんから「芦辺さん幾つでしたっけ」と訊かれるんだな
『本陣殺人事件』のあのトリックも小道具の名前が通じにくくなっているのでは。僕も漫画を描けるようになったら、こういうトリックを大いに登場させたいもんであります。どうです、この明快さ。河島光広『ビリーパック』「狼人間の巻」少年画報社の初単行本2巻より。
てっきり鈴木光明『もも子探偵長』かと思ったんですが、手塚治虫『こけし探偵局』が少し早かったようで。やや遅れて初のスーパーヒロイン、石川球太『スーパーローズ』が。 https://t.co/pog7XpNspW
マツリセイシロウ先生@maturiboooからRTされたので『少年プリンセス』ご紹介。帯や説明文通りの奇想天外な物語なんですが、何とこれが往年の熱血痛快南方冒険少年小説そのまんまの面白さなんですよ。今の男の子は一度女の子にならないとヒーローになれないのかも。https://t.co/m1UNcuIdUp @amazonJP
「万事休す」と美少女キャラが口走り、昔の子供は漫画やアニメでこういう慣用句を学んだものだなあと感慨に耽るのは岡野剛先生の「マジンガーZ対けっこう仮面」ですが、もともとの画像の引用元がうまく見つかりませんでした、画像を使わせていただきありがとうございました。なお、フルサイズはこちら
かつてフィクションの世界は生々しい戦争と旧軍の記憶に満ちていた。終戦の年14歳で、完全に焦土と化した名古屋出身の河島光広の『ビリーパック』には特に色濃い。日米ハーフの少年探偵ビリーを「戦犯の息子」と悪質な誤情報を流した記事があったが、奇しくも『戦争論』のヒットと時期を接している。