前に挙げた画像だけど、モリ・ミノル時代の小松左京先生の作品を見ると、初期手塚と同様、映画に匹敵する総合芸術としての「漫画」への情熱と期待がわかる。超絶技巧や美麗な絵にはあまり感動できない僕は、こうした漫画絵には魅かれるし、嫉妬さえ感じたりする。
#ボクたちのメガネヒロイン
そうそう、唐沢なをき先生の柏木さんを忘れちゃいけない。『必殺山本るりこ』より。ああっ、柏木さんが!
実は4コマ漫画は「起承転結」を単純に当てはめるものでないことは、昭和20年代に手塚治虫が指摘しています。「起・承・承・転結」だと。『漫画大学』より。字面にだまされてはいけない好例。 https://t.co/Va67IzEFAS
『時代風俗考証事典』にも引かれていたと思うけど、江戸と大坂の生活風景の違いを描いた『街廼噂』、翻刻されてないのだろうか。時代劇のイメージの混乱は、京都の撮影所で江戸の生活を再現したことにあると思うんだけど、とにかく維新と在阪メディアと吉本に殺されつつある大阪を小説に書いておきたい
つげ義春の傑作連作ミステリ漫画『四つの犯罪』(小学館クリエイティブ復刻版)。初読の二見サラ文庫版は白黒だったけど、とにかく強烈な印象で、というのはここに描かれたような都市風景が、僕の十代のころにはかろうじて残っていた。これが僕の探偵小説イメージに繋がっている。今の人には別世界かも
江戸川乱歩も小松左京も、手塚治虫もさいとう・たかをも紙の上に再現しようとし、ミステリ作家カーやステーマンも影響を受けた完全芸術としての「映画」。でも、それは現実の今のそれ、ことに「邦画」とは全く違うようで、ではいったい何だったのかを最近よく考えます。
「キャプテンかあちゃん」は別冊サンデーで読んだはずですが、この冒頭は記憶にありませんでした。これはパノラマ鳥瞰図的な漫景というよりは映画表現への挑戦ですね。細かいカットバックではなくワイド画面のクレーン撮影を再現するための俯瞰表現。たとえばこの「六つ子対大ニッポンギャング」では、 https://t.co/gBzl8BDxIv
出た! 幻の探偵雑誌「猟奇」「黒猫」を復刻してきた京都の三人社さんが、ついにあの伝説の三流エログロB級探偵雑誌「妖奇」(後に「トリック」と改題)の完全復刻に乗り出した! 雑誌も数ある中で、これだけアレな代物はありませぬ。一同刮目!
そうだ! 日本には「パクリミッキー」「インチキミッキー」という海賊版の伝統がある。版権フリーになったのなら、これを日本でアニメ化すればいい! 最後のなんか戦前の名漫画家・謝花凡太郎の作品ですよ。 https://t.co/TS9q80xnlr
少年漫画に飽き足りなさを覚えた男性作家たちが、少女漫画に活路を求めた時代がかつてあった。そして、その居場所は今やなくなった……ならば、もう一度作ればいいのでは。
女性作家の憂鬱、【推しの子】は何で少女漫画誌で生まれなかったのか https://t.co/LKa0izbZJc
ゆうきまさみさん@masyuukiが挙げられた伊東あきお(章夫)氏、あらためて調べてみると、こりゃ可愛いではありませんか。幼年もののイメージが強かったのでびっくりしました。毎日小学生新聞連載の『コンコン物語』、画像は「ちゃいるどふーず・ねばー・えんど」さんより