笠間しろう『スーパーレディ魔子』
太田出版のモンドエロチカシリーズ第二弾。
笠間しろうの絵はバタ臭く洒落ていて、主人公の女の子も可愛い。
このモンドエロチカ復刻、あまりに売れなくて太田出版の屋台骨が揺らいだとかいう噂も。 
   『セクシー怪獣大暴れ』
ウルトラ怪獣にエログロと芸能ゴシップをたっぷり振りかけた、これぞ昭和三流劇画という内容。
読んでるだけでIQが低下していくようだ。
実に素晴らしい。 
   儂も正常性バイアスによって、鈍感に能天気に日々を過ごしているわけだが、歳をとった為か突然の理不尽な死が喉元に引っかかったように蟠っているのだ。
漫画は蛭子能収『競艇時代』より 
   『威武に屈せず富貴に淫せず、ユスリもやらずハッタリもせず、天下独特の肝癪を経とし色気を緯とす。過激にして愛嬌あり』。
明治大正の反骨ジャーナリスト宮武外骨を赤瀬川原平が斬る。というか取っ組み合い。というか。『外骨の表現の面白さだけを追い求めて、それを一滴も漏らさず』掬った一冊。 
   大量のビニ本を持ってレジに行ったら店員のおばちゃんにトルコ(現・ソープランド)に行った方がいいんじゃないか、と言われた事を漫画にしてたり。
下品で破壊力のある漫画の人だったんダヨ 
   春画の画集って、今は無修正だけど、昔はしっかり猥褻扱いで性器の部分は色んな方法で隠してあったよ。古本屋で投げ売りされたのをまとめた買った事があるけど、着物の写真が画面の半分くらい覆ってたり、接合部を白マドにしてキャプション入れてたり。
流石にスミベタは嫌だったんでしょうね。