70年代の気になる作品を紹介。
『玉三郎シリーズ』岸裕子 別コミ 72年〜79年
スーパー女形で無敵の美少年、玉三郎を巡るしっちゃかめっちゃかなラブコメ。
ジェンダー?なにそれ?な世界が楽しい。
70年代少女マンガを代表する作品の一つだと思う。
70年代の気になる作品を紹介。
伸びやかな絵と癖のない明るい作風で活躍した阿部律子(敬称略)
『末っ子台風』71年 週フレ
『見えない糸』(なかよし70年)はデビュー後すぐの短編だが、これが身も蓋もない運命論の話で読後全然爽やかではない。
彼女にしては珍しい作品。
でもこのテーマ私は好きだ。
70年代の気になる作品を紹介。
『ティンカー・ベル』山岸凉子 デラックスマーガレット 73年秋の号
山岸さんにしては珍しく(少しファンタジーがかった)普通の青春物。
とにかくカラーが綺麗だった。
何より、いざクライマックスという時に脱力系の絵を入れる(4の左下)度胸(センス?)が凄いと思う。
Kコレから、形見分けの追加でいただいた雑誌の紹介。
『りぼんデラックス冬の号』77年 表紙イラスト 一条ゆかり
(本の状態は良くない……)
2:アイビーまんが傑作集 イラスト 陸奥A子/ピンナップ 西谷祥子
3:『黄色いりぼんの花束にして』/りぼん3月号のおしらせ
なかよし時代の自作紹介。
厳しい残暑に負けないよう、ゾッとするホラーな話をーー
『金のベールに銀の針』なかよし 1981年8月号
美しくて怖い話をと考えた記憶があります。
予告カットも切り抜いてとってあった。
明日に続きます。
なかよし時代の自作紹介。
これは怖いというよりは残酷な悲しい話。
『ブローニィ家の悲劇』なかよし 1975年6月号
なかよし本誌初登場で張り切って描いた2色の見開きは、しっかりボツを食らいました。
なかよし時代の自作紹介。
『OH!離婚家族』増刊なかよし 76年10月増刊号
2色カラーもコミックスカバー(描き下ろし)もノリノリで描いて、かなり気に入っている♥︎
昭和50年頃、日本では離婚はまだ一般的でなく、アメリカの4組に1組が離婚しているというのは衝撃だった。
『妖精旅行』増刊なかよし 77年
なかよしでの初めての連載です。
ノスタルジックな2色カラーの、この扉絵が実は大のお気に入り。
原画よりもやわらかい雰囲気で内容に合っている。
4枚目の右は連載1回目の1ページ目(人形やクマは妹の絵だ!)
明日に続く。
『白い時間』佐伯かよの(Kコレから) りぼん 74年
72年デビュー以来、SFやサイコホラーをりぼんに発表し続けた佐伯かよの。
シャープな絵柄と見せ方がテーマにぴったりでどれも面白かった。
でも結局、本格SFは(竹宮さんや萩尾さんも頑張ったけど)少女マンガには定着しなかった…
昭和の気になる少女マンガ(作家)を紹介。
王道青春ロマンの担い手として70年代初めに活躍した藤井由美子。
『アダムとイブの履歴書』原作/藤木靖子 週フレ 71年
『しあわせ』原作/一条明 週フレ72年
ヒット作『しあわせ』の後に(宗教活動に専念する為)引退してしまった…
明日に続きます。(敬称略)