ホラーな愛のドラマを紹介 『おとうと』一条ゆかり　72年 りぼん付録 仲のよい美しい姉弟だったが、弟にかわいい恋人が できた事から歯車が狂いだす 華麗なる愛と狂気のロマネスク

昭和のトラウマ級ホラーを紹介 『楳図かずお恐怖劇場』85年 小学館 『赤んぼう少女』初出　67年 少女フレンド 怖くて残酷で、そして哀しい

昭和の切り抜きを紹介 夏休み恐怖まんがシリーズ 『オスカー家の悲劇』里中満智子　69年 少女フレンド 姉になり代わり全てを手に入れたつもりだったが⋯ 双子の入れ替わりはケストナーの『2人のロッテ』あたりが元か？ 少女マンガの、特にラブコメでは定番ネタだった

昨日の続きです この69年少女フレンドの 夏休み恐怖まんがシリーズの第一弾は 『吸血鬼』青池保子 (84年　初期作品集『水の中の赤い家』から) 吸血鬼伝説にタイムスリップを絡めた異色作 クールな作風が当時とても印象的だった

本棚の気になる一冊を紹介 『孔雀色のカナリア』(再掲) 美内すずえ　75年 セブンティーン・コミックス なりかわりサスペンスの佳作 『オスカー家の悲劇』を紹介した後、妹から双子の妹を殺して成り替わる話がベテｨ・デイビスの映画にあったよねと言われた 『誰が私を殺したか？』(64年　アメリカ映画)

双子騒動といえば⋯ 『十二夜』森川久美　78年 白泉社 シェイクスピアの古典の見事なコミカライズ ヴァイオラとセバスチャンは二卵性双生児だが とてもよく似た兄妹 十二夜はクリスマス週間の最後の日、1月6日を指す

本棚の気になる一冊を紹介 『青色廃園』森川久美　77年　白泉社 デビュー作(76年)『特別休暇』を収録した初期作品集 ルネサンスにアールヌーボーetc その時代の空気を伝えるのが本当にうまい

まだまだクソ暑いので怖い一冊を 『綺談夜話』魔木子　90年 大陸書房 ネオクラシックな怪談集 どの話も艶やかで面白いが、特に其ノニの 呪いの三味線の話(3•4)が印象に残る 昔は三味線に猫の皮を使うため専門の猫狩りがいたそうだが⋯

昨日の続きです 1『フイチンさん』上田としこ 『あまから選手』森いたる／日向房子・え 2『あべこべ日記』小松慶司郎 『ほがらかミミー』わたなべくにを そして次世代を担う若手の台頭！ 3：カット　水野英子/むれあきこ ※「仲よしクラブ」は花祭りのお釈迦様ごっこです 4『幽霊少女』石森章太郎

続きです 一年で雑誌の主力はマンガに移行 とてもパワフルで魅力的だった 『ナイルの悪魔』牧美也子 『三つの珠』石森章太郎 『銀の花びら』原作・緑川圭子／え・水野英子 『どこに青い鳥』予告編　原作・春名誠一／え・東浦美津夫 『虹のうず』鈴木光明　38Pの大長編読切

昔の絵をCGでぬり絵 『アルンハイムの姫君』76年 中一時代(旺文社) さらわれた姫とハンサムな盗賊のなかなか楽しい話なので なんとかしたいと思っています

設定ラフ画やネーム等は気まぐれに 一部を取っておく以外は処分してしまったが 『わすれ髪の姫』84年キャロル5月号 だけは、ちゃうの記念にと (愛猫ちゃうを撫でていた時に思いついた話なので) 全部まとめて残してある 2：最初のネーム 3・4：ネーム決定稿 〜明日に続く〜