『ヘンデルとグレーテル』大友克洋 81年 CBS・ソニー出版
グリムやイソップ、古典や名作に題材を取る21遍を収めた、大判絵本風の換骨奪胎(かんこつだったい)作品集。
かなりブラックなので万人におすすめはできない。
『天を見つめて地の底で』髙橋美由紀 ホラーコミックス 90年 秋田書店
作者は少年誌デビューだが、少女ホラー誌『パンドラ』(87年)で『天、地』(略)を連載し注目されたストーリーテラー。
ミステリーボニータで『9番目のムサシ』連載中。
『天、地』はパンドラ休刊後、他誌にて継続。最終章は未完?
コミックス思い出話その4
3枚目がその原画です。
バックきれいに塗ったつもりだったのに結構ムラがある…
〜コミックスの思い出、今回はここまで〜
なかよし時代の自作紹介
『ふしぎ館の相続人』なかよしデラックス 62年連載
これは…なかなか楽しい話だ。
思わず読み耽ってしまった。
黒猫シャルマン(シャルル)の人間バージョンが可愛い♡
4枚目はカバーの原画。
かなり大きいです。
https://t.co/F8wUxOCpiQ
昭和の気になる作品を紹介
『シンデレラの死』大和和紀 70年 週フレ
ヨット事故に巻き込まれた二人の少女、生き残ったのはどっち?
フランスのミステリー作家ジャプリゾの『シンデレラの罠』(62年)を少女マンガに移植した意欲作。
6回の内4回分の切り抜きが出てきた。
2回と最終回が見当たらない…?
COMは新人育成に力を入れていた。
1:『いきぬき』青柳裕介 まんが予備校(67年 2月号)新人賞入選作
2:佳作②にあだち充/ステップ賞に忠津洋子
(ステップ賞は掲示されたプロットをマンガ化して競う)
3:竹宮惠子 まんが予備校(67年 7月号)/山岸凉子 まんが予備校(68年 2月号)
なかよし初期のコメディ作品の中からお気に入りを2作紹介します。
『パパは高校生(スクールボーイ)』76年 別冊なかよし1月号
深夜テレビで見たアメリカのコメディ映画がヒントになったのは覚えているが、それ以上は記憶の彼方。
『それはキスではじまった』76年 なかよし5月号
追悼 楳図かずお特集・その3
楳図氏はS30年に19歳で貸本デビュー
どれも異彩を放っていて面白かった
中でも『17才』(No.12はS42年 佐藤プロ)にシリーズ連載した『ロマンスあげます』はパワフルでユニークなラブコメ(⁉︎)だった
『キューピット』気になる恋の表現もどこかホラーでインパクト大
水野英子特集 その1
デビューは55年(15歳)
初の長編『銀の花びら』は手塚治虫の影響が強いが『星のたてごと』で独自の画風とロマンを確立した。特に初めて男女のロマンスをメインテーマにした『星の…』は多くの読者に興奮と衝撃を与えた。
『銀の花びら』原作/緑川圭子 57年~59年 少女クラブ連載
志摩ようこ特集その2
『遠い日のミレーヌ』原作/津江紗智子 74年 なかよし
無垢な少女の愛が切ない… ノスタルジックな名作。
『天使たちの船出』原作/円山孝雄 72年 なかよし
この2作、今じゃNGな言葉が(せ○しとか○くらとか)かなり出てくる… 復刻は無理か。
新界の先輩たち・高階良子特集
貸本デビューは64年(若木書房)
雑誌デビューは67年(別フレ)
初期には青春ものやラブコメを多く手がけた。
元気なお嬢さんや探偵や秘書、スリなど活動的なヒロインが多い。
1:『青春ワンマン物語』66年 若木書房