お宝紹介・友ツテ
『星はかなしく』U.マイヤ
少女クラブ付録 S33年
U.マイヤはトキワ荘グループの合作時のP.N。
石森章太郎が構成とネーム、水野英子が主要人物、赤塚不二夫が背景、仕上げ等を担当(したらしい)
原作はオペラ『アイーダ』。
いま読んでも面白い、トキワ荘の才気を感じさせる一冊です。
少女マンガの名作コミカライズときたら、私の中では
あすなひろし『嵐が丘』1967年 集英社? ジュニア・コンパクト
水野英子『初恋』1967年 集英社 デラックスマーガレット
大和和紀『あさきゆめみし』1979年〜93年 講談社ミミ・他
の3つがBest3。
ぱふは全部で3冊出てきた
なぜこの3冊なのかは自作紹介が載っているからというわかりやすい理由だった
『ぱふ』表紙イラスト:高寺彰彦 82年1月号
『ぱふ』 〃 堀江裕子 83年4月号
『よろしかったら曽祢まさこ』ぱふ82年1月号
『コミックス・レビューEX』ぱふ83年4月号
〜明日に続く〜
本棚の気になる一冊を紹介
『桃花流水』藤田あつ子 89年 秋田書店
チャイニーズサスペンス煌如星シリーズ(全12巻)
清朝のみやびと推理が同時に楽しめる。
デビューは86年…… もしかしてこのシリーズの第1作がデビュー作⁈
文庫何様?俺様だぁ〜 という話だけど、俺様なのは本でなく作っている人がです。
『ちゃうネコ日記』
『「なかよし」読み切り傑作選』2000年 講談社
別マシリーズ・紡木たく特集
80年代を駆け抜けた奇跡の作品群
画面から青春の息吹を感じる。
『やさしい手を、もってる』83年
『みんなで卒業をうたおう』86年
『ホットロード』86年〜87年
昭和の気になるキャラを紹介
悪役ではないがヒロインのライバル令嬢といえばこの人
『白いトロイカ』(水野英子 64年週マ)のナタリア嬢
場末の酒場に現れた公爵令嬢の完璧な美しさは忘れがたい
(ネタバレ注意)ぽっと出の小娘に許嫁を奪われ、それでも愛する彼を助けようとして命を落とす悲劇の人
本棚にあった少女マンガ以外(?)の気になるものを少し紹介します。
『マンガ日本の古典14 吾妻鏡』全3巻 竹宮惠子 94年〜95年 中央公論社
とても読みやすく、史書のコミカライズの模範のような労作。
鎌倉時代の入門書にはぴったりです。
こんなものが出てきた
単行本化の際に描き直したため未使用となった原稿⋯⋯
『幽霊狩り•マリアンヌ』75年
単行本になった原稿はある程度まとまって管理しているが
それ以外はかなりバラバラ、困ったものだ💧
それにしてもこんなふうに描き直していたのか、すごく新鮮
西谷祥子特集その1
60年代後半活躍した少女マンガ改革者の1人
週マ時代の作品を紹介します。
『白ばら物語』71年 集英社(週マ連載 65年〜66年)
初めて少女マンガに文学性を取り入れ成功した記念碑的作品。
ロンドンのお屋敷に行儀見習いで上がったエマの成長を描く。