切り抜きシリーズ・神坂智子特集
1•2『琴は初恋』75年 花とゆめ
1の左は⚠️ネタバレ注意の最終ページ
3•4『青いビビ•ハヌィム』(一部再掲)
83年 花とゆめ大増刊
青春ロマンに歴史もの⋯
何を書いても甘やかな情感がにじみでる
初々しいデビュー作で思い出した切り抜きを紹介
『どろぼう天使』大和和紀 (ほぼ再掲) 66年 週刊フレンド
とにかく可愛いハートフルストーリー
昔リアタイで読んだ時、主人の身長が180cmくらいというセリフがあって
『へえ〜背、高いんだ』と思ったのをやけにはっきり覚えている
気になる一冊を紹介
『ネメシスが矢を放つ』森谷幸子 79年 スタジオ・シップ
自殺未遂者を集めて始まるデスゲーム。
ミステリアスな表題作の他、危険な恋や儚い夢を散りばめた作品集。
作者のデビューは69年。
水野ロマンの流れをくむ実力派。
70年代フレンド系で、その後レディースでも活躍。
多彩な活動で知られる内田春菊さんは少女ホラーでも才気あふれる作品を発表した。
『呪いのワンピース』ハロウィン 89年〜90年 朝日ソノラマ
呪われた魅惑的なドレスは、今も生贄(少女)を求めて彷徨っているのか…
3話のハッピーエンドとも取れるラストが切ない。
昭和の(隠れた)名作を紹介
『愛のなぞなぞ』乙部啓子 77年ビバプリンセス春季号
あげてもあげてもふえるものナーニ?
70年代後半プリンセスにハートフルな作品を発表し続けた作者の会心の一作。
『奇人偏屈列伝』荒木飛呂彦/鬼窪浩久 04年 集英社
世界の奇人変人を題材にした作品集。
クセのある作風がテーマに見事に合っていて、彼(彼女)等の歪んだ人生に光を当てる怪作!
謎の増築を繰り返す不幸な未亡人や、恐ろしいゴミ屋敷の兄弟の話が特に興味深い。
昭和の気になる作品を紹介
『初恋』矢代まさこ/ツルゲーネフ 72年 希望の友 潮出版
原作の雰囲気を伝える、とても丁寧なコミカライズ。
前半の16ページ、黄色と黒、赤と黒の2色カラーが(見開きで)交互に来る凝った印刷。
名作シリーズと銘打つ時にはちゃんと原作名を入れている(でも小さい!)
1960年代、ファンレターの宛先に漫画家の住所がフツーに載っていたり、個人情報ダダ漏れの時代でした。
今なら機密漏洩で大問題?
父が持ってきてくれた青焼きコピー用紙はペンも使えて、半世紀経ってもほとんど劣化していなくて本当にいい紙でした。