「白狼記」(池内誠一 別冊少年サンデー昭和44年(1969年)1月号 B5判)
タイトルの白狼含め、動物の描写が象徴的にしっかりと成されストーリーの展開に使われる
動物の描画はリアルそのもの
「白狼記」(池内誠一 別冊少年サンデー昭和44年(1969年)1月号 B5判)
絵柄を見れば一目瞭然で白土三平門下だと判る50年以上前の作品
ストーリーも今時のゴー●デンカムイ的な舞台で歴史上の人物を登場させて荒唐無稽、センスオブワンダーな展開も含め白土三平イズムの虐げられし者たちの反発を描く作品
「婦人グラフ」(大正14年(1925年)7月号 国際情報社刊 B4判)
・目次
・歓樂の夜の宴に開けば床しい匂ひこぼるる仏蘭西扇
・平野レミさんのお父さん 平野威馬雄の詩
芦川いづみのデビュー作「東京マダムと大阪夫人」観たいなあ
しかし昭和10年生まれってウチの老母と変わらんかったか
※「藝能画報」(昭和28年(1953年) 国際写真通信社刊 A4判)
「ひとごとではない! 伊勢湾台風の高価な教訓を活かそう」
伊勢湾台風被害の記録
※「国際文化画報」(昭和34年(1959年)国際文化情報社刊 A4判)
話は変わるけど
「少女椿」(丸尾末広 1984年9月 青林堂刊 A5判158頁)を読んだ時に出てきたキャラクターに既視感があって
なんだろうか思い出せずにいたが
久々に
「空気男爵」(さいとう・たかを 1956)を読んだら出てきた一寸法師
此れだった
「空気男爵」(さいとう・たかを 1956)は描画が手塚調と言われるがアクションのリアルさやキャラクターの顔などを見てもコマ割りでのストーリー展開以外はオリジナリティ溢れる後の劇画に通じる作品に思われる
「探偵倶楽部」昭和30年新年號 共栄社刊 A5判298頁)
・併載探偵小説挿画
こうした挿画を見て感じるのは
此の画がそのまま現代のマンガ作品で使われても全く違和感が無いどころか
エモい描画な気がすること
ところで10月9日の東海遊里史研究会の際、図書庫C室で閲覧する本が
新たに収容したり倉庫から出してきたりで少し増えた顔ぶれの本たちが此れ
様々な立場で視点で書かれた資料性の高い遊廓、赤線、賣買春、性文化本たち
そして若くして亡くなった楠勝平の作品集の広告
※最近、少女マンガ家の山岸凉子の選定による楠勝平の作品集が文庫本で刊行された
此の「國際映畫新聞」の版元の國際映画通信社の事業は映画業界全般に亘っていたようでそれぞれの分野のブレインによる詳細な分析と経験値で展開されていて
「君が代」トーキー版も制作販売している
※「國際映畫新聞」(昭和10年 NO.155.162)