この前のつづきですが、やはり配色に大きな違いがあって、画像を見比べながらうなってました……。しかし、この連載2年目段階での鉄人は、まだまだ悪役ロボットという感じですね。(^^) https://t.co/yc5fVpeGD8
なお、単行本では赤線のところが削除されたり、文章が変更されたりしていました。うーん、仕方がないですかねえ……。
#横山少女漫画
国際密輸組織PX団の手によっていきなり自衛艦を襲い、殺戮を繰り返す鉄人。ここでは何と「天井落ち」まで披露してくれましたが、それにしてもコマによって鉄人の大きさがバラバラすぎ。(^^;
そして大けがをした正太郎たちは、敷島博士へ助けを求めに……。久しぶりの鉄雄くんとの再会と、まってましたとばかりに披露される新しい操縦器。しかしデザインがちょっとイマイチだ。(^^)
「あけみちゃん」は昭和32年の雑誌「少女」に掲載された、双子の少女の過酷な運命を描く作品ですが、何よりびっくりするのは、作中に別の作品(木村光久氏作)が掲載されていた点でした。め、珍しい手法ですよね。(^^;
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こんな感じで木村光久氏の絵物語も続いていくため、絵柄が似ているせいもあって、読んでいると少し混乱してくるという……。ちなみに「あけみちゃん」の方は村雨健次が大活躍といった感じでした。(^^)
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ちなみに最近になってebookからやっと復刻された電子版では、残念ながら木村氏の絵物語は未復刻となっていました。それと前にも触れましたが、この「あけみちゃん」にはこんなキャラクターが続々と登場してくるので、鉄人を飛んでいるような気分が味わえます。(^^;
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「少年」昭和32年4月号。乗鞍岳の覆面科学者と敷島博士によって作られた二つの操縦器の電波のせいで狂いだす鉄人。警察側でも鉄人に干渉できるようになったこのシーンが、物語の第2のターニングポイントでしょうか。
そしていつの間にか鉄人争奪戦に加わっている村雨一家(^^;。よく見ると、鉄人の製作者である乗鞍岳の覆面怪人は、この時、村雨竜作に撃たれて操縦器を取り落とし、そのまま亡くなったようですね。その後一切登場しなくなったので。(哀れな最後だ……)
この三つ巴の争奪戦は、村雨竜作の鉄人への体当たりで強制終了となりました。涙をこぼす弟健次の姿が印象的でしたね。
しかし、これだけ盛り上げても、この頃の鉄人の読者人気は4、5番手でした。強力な敵がいなかったせいでしょうかね。
この「夕やけ日記」、物語の後半がぐっとくる展開で、車への接触事故により戦災前の記憶が戻った男が、それまで暮らしてきた妻と娘のことを全て忘れてしまうというものでした。
そしてそれでも妻は、男のそばで記憶が戻るのを待とうとするところがいいんですよね。(^^)
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