漫画家・佐伯かよのさん死去。ご冥福をお祈りします。
「やるなら とことんやりなさい
一度 選んだ道なら とことん昇りつめてみようじゃないの
どうせ生きるなら 最高のものを目ざしましょう
着るもの持つもの教養も…」
(『錆色蝶々【分冊版】 1』より)
「国語辞典の作り手は、なるべく多数派の人が感じるニュアンスを、ことばの説明に書き添えようと努力しています。それでも、辞書によって判断が分かれる部分はどうしても出てきます。ある一冊の辞書で説明されているニュアンスがすべてだとは言えないのです」(飯間浩明『つまずきやすい日本語』P28)
「親鸞は自分の身につけたあらゆる体験と知識をかたむけ尽くして念仏の救いを説いたのであったが、念仏を信ずるか捨てるかの最後の決断は、相手の自由意志にまかせるといった布教態度をとった。親鸞とて、念仏を他の人から、法然から強制されて信じたわけではない。」(『親鸞』吉川弘文館、P59)
8月11日は、漫画家・古谷三敏の誕生日。
「好人物だが腕の悪イ医者に…
てめえの体まかせるか⁉︎
人柄ァいいがノコの使い方も分らねえ大工に…
普請を頼むかよ?」
(『寄席芸人伝④』小学館、P136)
「知らないことを人に聞くのは
少しはずかしいが 聞かずに
知らないままでいると
一生はずかしい思いを
するから すぐに聞く
ほうがいい」
(沼田晶弘監修『ちびまる子ちゃんのマナーとルール』集英社、P59)
「甲斐国(山梨県)の戦国大名武田信玄は、重大なものごとを決断するときに、よく易占いを用いた。信玄には強い戦国武将というイメージがあるが、彼も迷えるひとりの人間である。悩んだり困ったりしたときには、占いの判断にしたがって行動したのであった。」(『占いと中世人』吉川弘文館、P144)
「どんな国家元首でも国が栄える事を願ってる それは確かだ そしてその方法は二つきりしきゃねえのさ 民百姓から絞り取って国を栄えさせるか 民百姓を豊かにして国を栄えさせるかだ」(みなもと太郎『風雲児たち 幕末編 34巻』より)
吉岡秀子『コンビニ おいしい進化史』(平凡社新書)を読んでいたら、コンビニでは、おでんの販売開始が手巻おにぎりよりも早いことを知る(P206)。
江戸期の妖怪絵巻である『稲生家妖怪傳巻物』(通称「稲生物怪録」)をコマ割りして「まんが」に仕上げた一冊『まんが訳 稲生物怪録』。本書の「あとがき」で大塚英志も述べているように、「絵巻」をコマに切断し、モンタージュすることによって、絵巻全体の物語や細部が明瞭になる。(画像右はP137)