勝小吉14歳。上方を目指す旅の途中、白子(三重県)で熱を出しますが回復、旅を再開します。石部(滋賀県)まで来たところで参勤交代中の親方と出会い、「江戸へ帰れ」と言われてしまいます。
マンガ『夢酔独言』十九話(1/4)
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「道の脇の、半町ほど引っ込んだ所に寺があった。そこの坊主がおれを見つけて、毎日麦粥をくれたからようやく力がついた。
二十二、三日ほど松原で寝ていた。坊主が薦を二枚くれて、
『一枚は下へ敷き、もう一枚は掛けて寝なさい』
と言うから、その通りにしてぶらぶら過ごした。」
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「白子の松原で寝た晩に、頭痛が強くして、熱が出て苦しんだ。翌日は朦朧として松原で寝ていたが、二日ほど経って、ようやく落ち着いたから、道端まで出て、そこに倒れて、通りかかる人に一文ずつもらった。七日くらいは水ばかり飲んで、かろうじて飢えをしのいだ。」
#はやおき訳
勝小吉14歳。放浪の旅の途中、白子(現在の三重県)で熱を出します。食事がとれず、小吉は松原で衰弱していきますが…。
マンガ『夢酔独言』十八話(1/4)
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勝小吉14歳。放浪の旅の途中で与力に拾ってもらいますが、その家を逃げ出し、再び上方(かみがた)を目指します。四日市で、伊勢で知り合った男と再会しますが…。
マンガ『夢酔独言』十七話(1/4)
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