勝小吉、8歳。深川の屋敷から本所へ引っ越すことになり、家を建てる間、駿河台へ仮住まいをすることになります。そこで催された、肝試しのエピソードです。
マンガ『夢酔独言』五話(1/4)
#漫画が読めるハッシュタグ
(3/4)
「泣きながら脇差を抜いて振り回し、もはやこれまでと思ったから、腹を切ろうと肌を脱いで石の上に座った。するとその脇にいた白子屋という米屋が止めて、家へ送ってくれた。」
(2/4)
「この年、凧で前町と大ゲンカをした。向こうは二、三十人ばかり、おれは一人で叩き合い、打ち合ったが、ついに敵わず、干鰯場の石の上に追い上げられた。長竿でひどく叩かれて、散らし髪になってしまった。」
#はやおき訳
勝小吉7歳。近所の子供達大勢とケンカになり、一度目の切腹を試みます。
マンガ『夢酔独言』四話(1/4)
#漫画が読めるハッシュタグ
(4/4)
「おれの名は亀松という。養子に行って小吉となった。養家には祖母が一人、孫娘が一人。両親は亡くなった後で、残らず深川へ引き取り、おれの親父が世話をした。」
(3/4)
「頭が、
『年はいくつ。名は何という』
と聞くから、
『小吉。年は十七歳』
と答えたら、石川殿は大きな口を開けて、
『十七歳にしては老けておる』
と冗談を言って笑いおった。」
(2/4)
「おれが七歳の時、今の家に養子に来た。その時、十七歳と偽って、消し棒にしていた前髪を剃り落とした。
養家で、初めての判元見届をした。小普請支配の石川右近将監と組頭の小尾大七郎が立ち会い、青木甚平という義父の兄貴で大御番が仲介をした。」
#はやおき訳
7歳の年、亀松は勝家に養子入りし、勝小吉となります。その手続きのなかで、亀松があまりに幼過ぎるため、17歳のフリをすることになりますが…。
マンガ『夢酔独言』三話(1/4)
#漫画が読めるハッシュダグ
享和二年(西暦1802)、男谷亀松は江戸本所に生まれました。後に勝小吉となる子供の最初のエピソードは、彼の頭に一生残ることになる古傷のゆえんです。
マンガ『夢酔独言』二話(1/4)
#漫画が読めるハッシュタグ