マンガ『夢酔独言』番外編「詠め草」
勝小吉の著作の一つ「詠め草」は、天保十一年(西暦1840)、夢酔(小吉)と盟友島田虎之助さん他のメンバーが詠んだ歌をまとめたもので、そこから構成したお話です。
「のとけさや 堤の草もめくみ来て 土手行人も 若菜摘み鳧」 夢酔
#漫画が読めるハッシュダグ
テステス、要約漫画4ページ目上半分が、ザックリ埋まりました。
家出して快適生活してたら連れ戻されて檻に入れられ、脱走を試みつつも手習いしてたら息子が生まれた小吉。
#夢酔独言
(4/4)
「姉がいろいろ心配して、あちこちの寺に祈祷なぞ頼んだと聞いたから、姉を安心させるために隠居した。翌年春、三十七の年だ。」
(3/4)
「夜五つ頃まで、呼びに来るかと待っていたが、一向に知らせがないから、その番は吉原へ行って翌日帰った。
それから、
『ただで済ますわけにいかないから、兄上へ一筆書け』
と言われたが、それもしなかった。」
マンガ『夢酔独言』百話(1/4)
勝小吉36歳。己の素行の悪さで実家の檻に入れられそうになるも、親類の皆さんの説得でいったん帰宅します。実家から迎えが来るのを待つ小吉ですが…。
#漫画が読めるハッシュタグ
(3/4)
「『慎みようもない。親父も死んで頼みもないから、御番入りもとっくに諦めました。せめてしたいことをして死のうと思っていたが、兄に面倒をかけては気の毒だ。今からすぐに、ここに居ることにしましょう』
と言ったら、精一郎は、
『私も、お前は必ず断食して死ぬだろうと思ったよ』」
(2/4)
「『私も今度檻へ入ったら、例え許されたとしても出はしませぬ。というのも、私もこの頃は本所で男伊達のようになってきて、世間も広く、私を知らぬ者は馬鹿にされるほどになりました。それがこうなってはもはや世の中に顔を出すこともできませぬから、断食をして一日も早く死にます』」
勝小吉36歳。実家の男谷家に呼び出されて行ってみると、自分を入れる檻が出来ていた。「改心しろ」と説得する親類の皆さんと、「改心するくらいなら檻へ入る」と言い張る小吉との攻防です。
マンガ『夢酔独言』九十九話(1/4)
#漫画が読めるハッシュタグ
(4/4)
「『今度庭へ檻をこしらえて、お前を入れると言いなさるのよ。いろいろ精一郎や皆止めたけれど、少しも耳を貸してくれない。檻も昨日出来上がったから、晩に呼びに行って押し込めると相談が決まったの。庭へ出て見てみなされ』」
(3/4)
「男谷へ行ったら、兄嫁をはじめ皆が泣いていた。精一郎の部屋へ行ったら、兄嫁が言った。
『左衛門太郎(小吉の本名)殿、どうしてそんな無茶ばかりしなさる。お兄様がこの間から、お前の世間でのようすを残らず聞き取っていなさったが、放ってはおけぬと心配して、』」