圧縮あらすじ、あまりにも電子書籍にしか許されない無法技で笑ってしまった。これまでも原稿の一部だけカラーみたいな電子ならではの演出はあったけど、これが一番インパクト感じたかもしれない。 
   異世界でうどん屋を開くという、芸人のレンタルぶさいくみたいなことをやっているのだが、店内の制服が韓国っぽくてびっくりした。韓国系の文化の影響を受けてる人なのかな。 
   夫の主観視点のPOV回があるの、技術的に上手さをビシビシ感じつつも、いきなり愛撫紛いのことやり始めてびっくりした。このまま二桁巻台に入ったら「接合部さえ映してなければ大丈夫」みたいな感じになってるだろ、これ…… 
   あとヤクザの金丸がつよすぎる。最初の強敵でこれなの、『ブレイキング・バッド』の初期プロットの「トゥコがシーズンボスの予定だったルート」(脚本家のデモで制作が止まり、役者の予定が合わなくなったのに合わせて没になった)みたいな感じだ。 
   ヒロインの実家を訪ねるエピソードから、家族一人一人に主人公を男として認めさせる、という死亡遊戯システムに繋げるの、簡単に思いつきそうであんまり例が思い浮かばないので、上手いよな〜と感心してしまった。 
   河井の曲解まわりの話、いま見るとめちゃくちゃ陰謀論とその内ゲバっぽくて当時とは違う味が出ちゃってるな……(もしかするとオウムとかのソレを元にしてるのかもだけど) 
   読者から本棚の写真を集って作中キャラの本棚ということにしてバトらせる、まさかの『ブルーピリオド』方式が発動してびっくりした。なんやこれ……!