落語漫画なのにハンターの影響がつよすぎる。呪術やサカモト見ても、いまのジャンプに一番影響力を与えてる「プレイヤーズプレイヤー」的な漫画がハンターであることを感じてビビるな……
恥ずかしながらシドニアをちゃんと読めてないので、『BLAME!』からしばらくぶりの弐瓶作品なのだが、絵だいぶ変わったなぁ~……魔法詠唱シーンで「普通に美少女のサービスシーンあるやん!!」と思うようになってしまった。
ずっと空を飛び続ける竜が神仏のような扱いを受けてる設定なのだが、その尊称に「皇」をつけたり、竜の名前が「艮真朱剣尊(ごんのまそほのつるぎのみこと)」だったり、高倍率の望遠鏡で姿を直接見ると「不敬罪」で刑に処されたり、隠すことなく天皇をベースにしてるので、果敢さにビビる。
転生要素とかなしのファンタジーなのに、こういう「壮大で難しすぎること考えるくらいならソープにでも行く方がいい」みたいな話が出てくる卑近さがすごい。同時に、俺の異世界ファンタジー観がどのあたりで枠組みを構成してるのか思い知らされる。
「自分の身の丈にあった楽しみをやっていこうや」と言いつつ略奪と酒盛りが映ったり、破城槌つくった兵士が槌の先端をケツに向けて遊んでたり、独特の卑近さがあるのが良い
「息継ぎなしで速く話す」というだけでここまですごそうに描けるの、演出の妙があるよな~~と思う。明らかに死線に一歩踏み出したようなコマだもん。
こういう温度感のギャグが好きなんですが、このレベルの世界観のキャラにはしばしば(この人たちには日常の選択肢にセックスがあるんだ……)と思わされるのでしばしば脳が破壊されそうになる。
乙姫舞という湿度が高そうな萌えが発生し、情緒がおかしくなる。こういうキャラのえっちシーンこそが一番背徳感があって全身が軋むくらい興奮できることを知っているから……
パステルカラーの単行本表紙とか、こういう表情とか、藤巻先生、普通に萌えを描くセンスを持ってると思うんだよな……俺、もっと見たいよ、藤巻先生の萌えが、さ……