恥ずかしながらシドニアをちゃんと読めてないので、『BLAME!』からしばらくぶりの弐瓶作品なのだが、絵だいぶ変わったなぁ~……魔法詠唱シーンで「普通に美少女のサービスシーンあるやん!!」と思うようになってしまった。
落語漫画なのにハンターの影響がつよすぎる。呪術やサカモト見ても、いまのジャンプに一番影響力を与えてる「プレイヤーズプレイヤー」的な漫画がハンターであることを感じてビビるな……
自分がいいと思ってないものを営業で売らなければならないサラリーマンのつらさをジャンプ漫画で語り始めるの、本当にすごい。ジャンプ購読者層の高齢化もあるんだろうけど渋すぎる。
ここに来てめちゃくちゃ本質なエンタメ論をポンと放ってくるの、殺傷力が高すぎるだろ(これまですげえ盛り上がる箱でやったけど、主人公たちそのものでは客寄せはできねえ、を10巻でやるのか……)
反知性主義(日本的用法)に対するカウンター、クラシックオタクみたいなことを力強く言ってくれるのも気持ち良すぎる。LOVE。
去勢とロボトミーを同時に施されたとしか思えない主人公に対して、ひたすらにのあ先輩が思わせぶりなことをやり、周りから恋愛を半ば推奨され、頭おかしくなっちゃうよ!! 1巻のこれに本格的に肉薄してきている!! 気が狂うって!
しれっとこういうのが出てくるのがいい。原理についてちょっと考え込まないといけない部分はあったりするけど、インパクトある。
『Portal』的な二地点間の物質転送能力を重ね掛けして自由落下を繰り返してから発射することで火器のない世界で大砲を繰り出すの、アツすぎ。
荒事一辺倒だった男が理知的なロリから文章の書き方を教わる(ちょっと『レオン』っぽい配置)というのが関係性の縦軸にあるのだが、こっちの文体のままハードボイルドや夢枕獏的な文章を突き詰めてほしいと思ってしまった。 https://t.co/djrvkKE6W7
ヒト形態からケモ形態になると人耳がなくなってケモ耳が生えてくるという、大抵はぼんやりと誤魔化していることを正面からサラッと書こうとするとこうなるのか、というのはおもしろかった。airpodsとかつけてるときにケモ化するのとかめちゃ大変そう。