漫画を描くオタク高校生が、漫画を描くギャルと、漫画の取材のために付き合うことになるというスケベもりもり漫画。清純なロリみたいな女が好きな主人公が、むちむちギャルと付き合ううちに嗜好を塗り替えられていく様子がNTR的暴力性を伴っており、読んでて頭が割れるかと思った。泣く。
ギャルなのにこういう褒めのせいで若干好きになってしまうし、なんだかんだでむちむちした身体を見て視覚的なうれしさを自覚してしまうので非常に苦しい。俺、悔しいですよ、儚いロリっぽいヒロインの魅力が、むちギャル肉の暴力に負けていくこと……でも肉を見ちゃうし……「怒(ど)しこ」です……
14巻にしてまったく理由のない絶対悪としてのXの登場、それを悪意の定向進化として説明をつけるSF的センス、本当に痺れる。ここだけに絞り込んで小説のパッケージにしたら伊藤計劃とかのそれっぽいと思うんだよな……。
冥界にあるレストランで、天国に行けずに彷徨う魂に美味い飯を振る舞って成仏させるという人情+コメディモノ。バトルやアクション的要素もあり、初期の『幽☆遊☆白書』的な感じ。肋骨剥き出しのヒロインのキャラデザ、ロボやデュラハンみたいな首とれ美少女に対する捻りとしてすごすぎる。
「主人公のストーカーをしてる美少女が、自らがストーカーである事実を隠して、ストーカー避けのために主人公と付き合ってるフリをする(最後まで正体は隠したまま)」という漫画、「同性だからストーカーの気持ちがわかる」と「自らがストーカーである」を掛けた台詞で終わって驚いた。うまいな……
少年少女コンビでの異世界ファンタジー旅モノ。作中世界の異能力者の総称が「竜人」で、みんなデカい尻尾が生えてるのだが、『マッシュル』の顔の線とかブルアカのヘイローみたいな能力者の集合に統一的な視覚的特徴を与える感じがいまどきの漫画だなぁ、と思う。
在宅でエロゲのシナリオライターやってる目に光がない姉、好きなんだよなぁ(感謝)エロゲを恋愛の教科書としている妹とエロゲをつくってる姉、という対比構造をつくるのが難しそうな位置関係だけど、役割を潰し合わせることなく展開を推進するために併存させられてるの、すごい絶妙でいい。