１ページ目１コマ目これから始めるの、とにかく最初にびっくりさせるという大原則のつよさを感じさせてすごくいい。結局そのあとに性があるのはみんな知ってて横並びなんだから、それなら最初のページで掴まなきゃというのは本当に正しいよ。

２巻にしてめちゃくちゃおもしろい。表情に限らず、人の顔の変化を描くのがめちゃくちゃうまいなと思う。殺しの標的が以前に顔写真を撮ったときと人相が変わっちゃってる、というのが伝わるの何気なくやってるけどすごいよ。

草食動物が肉食動物に勝つための手段として拳銃が出てきたことによりポリティカルな漫画ど真ん中になってるし、なんなら原罪思想にまで突っ込んじゃってるのでビビる。非日本的漫画だなぁと思うけど、掲載当時のチャンピオンでの立ち位置どうだったんだろ。

完全版の電子版で読んでたらめちゃくちゃ不自然な看板が出てきて笑ってしまった。たぶん、「小学館ホームセンター」と書いてたのを喧嘩別れ後に塗りつぶしたんじゃないかと思うのだが。（完全版を銘打ってこういう修正はどうかなぁ、というのは置いといて）

最終巻で殺し屋ババアがもう一人出てきて殺し屋ババア同士の対決になるの、一体何がどうしてこうなっちゃったんだよ……！？　作中で『勝手にしやがれ』の名前が出てるのがエクスキューズのような、支離滅裂でめちゃくちゃな漫画だった。

陰謀論並の牽強付会、好きすぎる

これ、サカモトデイズのコマだったのか……

ヒト形態からケモ形態になると人耳がなくなってケモ耳が生えてくるという、大抵はぼんやりと誤魔化していることを正面からサラッと書こうとするとこうなるのか、というのはおもしろかった。airpodsとかつけてるときにケモ化するのとかめちゃ大変そう。

荒事一辺倒だった男が理知的なロリから文章の書き方を教わる（ちょっと『レオン』っぽい配置）というのが関係性の縦軸にあるのだが、こっちの文体のままハードボイルドや夢枕獏的な文章を突き詰めてほしいと思ってしまった。 https://t.co/djrvkKE6W7

マンガ業界の内輪ネタの極みみたいなギャグですごすぎる。

見た瞬間にちょっと笑ってしまった。あんまり役者とキャラを同一視するのはよくないと思ってるつもりだけど、あの顔ではない国岡に笑ってしまう。

ダイナミック朝鮮出兵志願で爆笑してしまった。海外向けに売れるタイプの作品だとは思わんけど、勇猛すぎるだろ。