「時間ドロボー」撃退法ページに描いたポンチ絵。
テキストに書いてあることをそのまま絵にすると、読者は同じものを二度読まさせられる感じになる。
イラストではテキストのテーマを別の方法で表現してみよう。読者様にちょっと頭を使っていただくのだ。「はは〜ん」と思うことは楽しみのうちだ。
【京都町絵師今昔物語】
上田秋成は応挙、呉春、岸駒をこんな風に語っている。よくもまぁペラペラと。
そんな上田秋成に伊藤若冲若はカニを送った。ただのカニではない、カニの形をした墓石だ。
【天明の大火に遭った京都の絵師たち】避難所では応挙と呉春が無事を喜び合う。一方、若冲は屋敷が焼けて茫然自失。大火の後、蕪村の弟子だった呉春は応挙に弟子入りを申し込む。若冲は木村蒹葭堂を訪ねる。絵を描くことで自分を鼓舞する絵師たちであった。
とても豊かだったベンガル地方。その富を吸い取って自分のところに持っていってしまった国は、そうイギリス。被支配者同士を争わせ、統治者に矛先が向かうのを避ける「分割統治」はお馴染みの小狡い手。
結果的に2つの国に別れてしまった経緯を4コママンガにしております。
【いのっちの妄想シーレ劇場】エゴン・シーレの2つのエピソードを妄想で漫画にしました。発売中の「芸術新潮」に載ってます。大丈夫、ちゃんとした記事もありますから。では何のために妄想漫画を描いたの?…それはですね、読者様になんとか楽しんでいただきたいと思ってのことです。本屋にlet's go!