ギャンブル漫画はプレイヤーが介入できる部分のテクニックを見せる等で「最終的には運だろ」という突っ込みを回避するものだが、『世紀末博狼伝サガ』はそれプラス「漢気が運を引き寄せる」物語なので気持ちよく読める。あと主人公の師匠が金を借りようとする場面の顔がとても良い。宮下あきらベスト顔
『新 男!日本海』のネーミング、毎回「これ以上ヒドいのは出てこないだろう」という予想を覆してくれる
『押忍!空手部』は最終的に神と仏が強く要素に絡んできて、主人公は神の拳を持つものとなるしラスボスはチベット密教僧だし、アルファ波は神の脳波とか言い出す。ただ、強さというかスポーツを極めた先に神仏に行きつくというのはわりとちゃんと取材した結果だという気もする
『ドッ硬連』のホラーランド編は本当にしょうもなく、風雲たけし城みたいに死んでいく仲間たちを見ると「こんなんに命懸けんでええやろ」と思う
『野獣警察』、笑い声や悲鳴がひふふふ、ひわわわ、ひくくくとかなので妙に気になる。わむむむ、わぬぬぬもある
銀行強盗が「俺を笑わせた人質は解放するがつまらなかったら殺す」と言い放ち、地獄の隠し芸大会が始まる「笑わせろ!」もよかった。関よしみ先生はシチュエーションホラーの女王と呼ばれるだけあって、どんな題材でもホラーかサイコスリラーに仕立て上げてしまう。着眼点が並の怪奇漫画とは違いすぎる