今週のフリーレン、「なんか信頼できなさそうなメガネ」ことファルシュ、今回の話で「面倒なパイセンのフォローしてる苦労人の後輩」属性が付与されて、急に好感度上げてきたな…。
あとゼンゼに「とりあえず殴ってくるちっこいパイセン」という昔のツンデレヒロインめいたキャラが付与されてる…。
シグルイはそのテーマが「残酷無惨」であるので、その反動で衛府に出てきた源之助が無惨なる忠を捨て、かつて奪われた人の誇りと友情を取り戻す下りは大変に痛快であり、同時に救われたものがあったのではなかろうか。相手が忠長とうり二つの秀頼(そもそも従兄弟なので似ても不思議はない)なのがまた。
子供向けの学習歴史漫画、集英社以外も現役のメジャー作家にカバーを依頼したりして結構力入れてますけど、その流れで角川版「世界の歴史」を見てたら、この表紙からいきなり「全思想家入場ッ!」みたいなバトルロイヤルが始まって、お前それ秋田書店の領域だろうがッ!とhttps://t.co/1AFLTCtpRr
集英社「学習まんが 世界の歴史」リニューアルの件、表紙が話題になってますが、漫画本体を担当する先生がどなたかがわかってからが本番ですな。同じく表紙が話題になってた「日本の歴史」の方も、中身はまともな歴史漫画であり、いきなりスタンドバトルが始まったりとかしない訳ですし。
#光る君へ、倫子様、帰って来た道長の様子を見ただけで本命の存在を確信できるの強すぎるし、その直後のこの笑みって、
「笑うという行為は本来攻撃的なものであり
獣が牙を剥く行為が原点である」
これですよねと。
まあ、この衛府ルートを進め過ぎると、柳生秘剣帖の隠しボスに桃太郎卿が参戦してしまい、辻斬りとかどうでもよくなってくる趣ですよ。さっきまで涼やかな風情を見せてたヤング宗矩がいきなり桃太郎卿ファンボーイと化したりして。
あと宗矩リリィという概念、もっとショタに寄せるなら、「テンカイチ」の回想に出てきた12歳宗矩とかが合いそうですが、昔「群青戦記」に出てきた耳削ぎ願鬼坊のオプション枠だった頃のおふうみたいな7歳宗矩とかもいたなーと。https://t.co/QNw6HahIwn
←20年前の創作に於ける柳生宗矩
現在の創作における柳生宗矩→
まあ、左のは20年前というより一昔前(大体80年代後半から00年代前半頃)ですが、こうして並べるとえらい差ですな。
この時のききょうなら、定子が「今よりそなたを清リトル納言と呼ぼう」とか言い出しても、「リトルの意味が解りませんが定子様命名なら素敵なのでそれで!」とか言い出しそうな勢いではある(なおその場合、まひろがパープル式部呼ばわりされる模様。#光る君へ
そんなこんなの悪党曲者ロクデナシたちに揉まれたら、そりゃ主人公もこんな悪い顔ができるようになるのもむべなるかな。こういう成長が物語展開の中で自然に為されるのはベテランの腕ですな。
主人公を成長させていくに際し、必要なのは越えるべき壁となる格上のキャラな訳ですが、本作に於いてその枠として出たのが太田道灌でしたな。
新九郎「俺は…あの人に勝ちたい!」
どこぞの天パみたいな台詞をここで入れるのは、ゆうきまさみらしいお遊びですな。
【新九郎、奔る! 16巻】
https://t.co/56z4269jir
新九郎の新刊が出たので即買い。本作、三谷大河に近い作風と言われますが、序盤は素朴で真面目な性格の少年が、回を追うにつれ、時代の流れに揉まれ、したたかな曲者になっていくのは楽しいですな。
この純真な少年が、今じゃこんな悪党っ面ですよ。