『語感力事典』 #山口謠司 (著) 笠間書院https://t.co/q1zHlmiKcA
語感の大切さを説く本。へたるように座って、へらへらわらう。ちょっと薄っぺらく表面的、部分的な語感の「へ」。
「ヘこへこ」へ頭を下げつつも薄っぺらく表面的な感じですし、
「へぇー」は一時的に受け流すような感じです。
『最後の一文』 #半沢幹一 (著)-笠間書院https://t.co/smFqdU08Ka
名作の終わり方の謎を解く一冊です。昨日の最後の一文は中島敦の『山月記』です。袁傪の「その声は、我が友、李徴子ではないか?」と、虎に姿を変えた李徴に声をかける場面は、知っている人も多いのではないでしょうか。 https://t.co/LIGckBvEb5
『語感力事典』 #山口謠司 (著) 笠間書院https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本。
「豊かさ」を表す語感と「打ち消し」を表す語感を持つ「ふ」。
「ふっくら」は豊かに膨らむ感じですが、「ふにゃ」は力が抜け消えるような感じです。
『最後の一文』 #半沢幹一 (著) - 笠間書院https://t.co/smFqdU08Ka
名作の終わり方の謎を解く一冊です。こちらの文章は、どの作品の最後の一文でしょうか?
「虎は、すでに白く光を失った月を仰いで、二声三声咆哮したかと思うと、また、元の叢に踊り入って、再びその姿を見なかった。」
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語感の大切さを説く本。「のんびり」「のほほん」「のらくら」ゆったり寄り掛かる語感の「の」。「のうのう」はゆったりだけでなく経済的に誰かに頼りながら生きている感じです。「のっしのっし」も地面に寄りかかる感じです。
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語感の大切さを説く本。「ねちねち」粘って、「ねっとり」眠る。粘っこく近いことを表す語感の「ね」。「ねっちり」は隅々舐めるようにしつこい感じです。「根」も地面に粘るようにくっつく感じです。
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語感の大切さを説く本。ぬめって、ぬるぬる。意識の違うところに来たり、行ったりするような語感の「ぬ」。「ぬっと」は向こう側の世界から音もなく現れる感じ。「ぬらりくらり」は捉えどころがなく、あちらこちらに行く感じです。
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語感の大切さを説く本。今あるものが別の何かに変化する、「状態の変化」を表す語感の「と」。「とろとろ」は固形物が液状になって流れる感じですし、「とんとん」は状況が進む感じです。
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語感の大切さを説く本。「つやつや」「すべすべ」すんなりとして抵抗のない語感の「て」。「てかてか」は表面につやがあって光る感じです。昔は「てり」を「ティェリ」と発音し、つやつやな照り加減を今より激しく感じる音でした。
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語感の大切さを説く本です。小さなものが表面に連なり、長く伸びた語感の「つ」。「つるつる」は表面が光沢してなめらかな感じですし、「つん」も不機嫌な感じが表面上に消えたり現れたりする感じです。
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名作の終わり方の謎を解く一冊です。先日紹介した最後の一文は、葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」。労働者階級の立場に立って書かれたこの小説。主人公の家は子沢山で、最後はまたその度合いが増す様子を表していたのでした。 https://t.co/96PYUyEuVG
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名作の終わり方の謎を解く一冊です。「彼は、細君の大きな腹の中に七人目の子供を見た。」
こちらの最後の一文、何の作品かわかるでしょうか?
とあるプロレタリア作家の作品です。