語感力事典 山口謠司(著/文) - 笠間書院 | 版元ドットコム https://t.co/q1zHlm18O0 @hanmotocomより
ホームページなどでは既に紹介済みですが、カバーデザインを改めてご紹介します。
9月23日発売予定です。
山口謠司先生著『語感力事典』
三宅香帆先生著『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』
笠間書院から9月23日発売です。この2冊を読書の秋に、ぜひ宜しくお願いいたします!
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発売しましたので、本書の内容をご紹介。「あ」の項目に「あべこべ」という言葉があります。漢字で「彼方此方」と読むようです。「彼方」は「あっち」とも読み、遠く広がった向こうという意味です。
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先ほどは「あべこべ」について説明しましたが、そもそも本書では「あ」のもたらす感じについて、「明るい感じ」「万物を生み出す根元」としています。「阿吽」という言葉が何を表すのかが、ヒントになります。
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語彙より語感!を売りにしている本書。さて、「い」のもたらす語感ですが、一直線に進んでいくイメージをもたらします。「イカ」であれば海の中をスーッと矢のように泳ぐ、一直線に進むんでいく感じが見られます。
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語彙より語感!を売りにしている本書。本日ご紹介するのは「か」のもたらす語感について。本書では硬い、強いイメージをもたらすとしています。「ふふふ」と笑うのに対し「かかか」と笑われるとどのような印象を持つでしょうか
『語感力事典』 山口謠司(著/文) https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本です。「割れる」「切れる」。何かを割く語感がある「さ」。平安時代の中頃までは「ツァ」と発音されていました。「ささのは」は「ツァツァのパ」でした。葉っぱの先が割れる感じがしますね。
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語感の大切さを説く本です。「しばる」「しっかり!」。ギュッと何かを縮める語感がある「し」。奈良・平安時代は「ツィ」と発音されていました。「シー」と人差し指を立てるとき「ツィー」と言うと、より引き締まりますね。
『語感力事典』 山口謠司(著) 笠間書院 https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本です。何かに邪魔をされても滞りなく、まっすぐに進む語感がある「す」。風がすうすう流れるのも、滞りなく進む印象です。古代では「ツゥ」と発音され、お酢や梅干しはツゥーンと鼻に抜ける感じがします。
『語感力事典』 山口謠司(著) 笠間書院 https://t.co/q1zHlm18O0
語感の大切さを説く本です。艶やかでふっくらした語感の「た」。「太」の草書体であることから、「たっぷり」「ゆたか」「ふっくら」を想像させます。汗が落ちる「たらり」も、滴がたっぷり膨らんで落ちていく様子を感じます。
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語感の大切さを説く本です。ちいさく、ちぢみ、ちぎれてしまう「小さい」を意味する語感の「ち」。「ちかちか」は、光が目を刺激する意味ですが、小さな痛みにも感じませんか?「ちんちくりん」も、小さい語感を感じます。
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語感の大切さを説く本です。「なよなよ」とクラゲが「ながれ」ていくように、柔らかく、ゆったりした語感の「な」。「なみなみ」は溢れるだけでなく液体のゆったり感があります。「なよなよ」も弱いだけでなく柔らかい感じがします。