劇画ロードショー小史・35
1975年月刊少年チャンピオン9月号「デルス・ウザーラ(作画・石川球太)」。
自然の情景と野生動物の描写で素晴らしい絵を見せてくれます。主人公デルスが信じるシャーマニズムと自然への敬虔な気持ちを細かに描いているので若年層の読者にも解りやすい内容だったでしょう。
劇画ロードショー小史・16
1974年別冊少年チャンピオン2月号「ダーティハリー2(作画・すがやみつる)」。
アクションシーンの描写が容赦なくて、チャンピオン誌上でどこまで許容されるかギリギリのラインを試したような印象。デービスはイケメンですが「ブタにはと殺あるのみ!」という台詞が怖い。
劇画ロードショー小史・13
1973年別冊少年チャンピオン11月号「ラストアメリカンヒーロー(作画・すがやみつる)」。実在のカーレーサー、ジュニア・ジャクソンを描いた作品。貧乏な若者がレースの世界で成功してゆく姿をメチャ多くの車と共に描いてます。カーレースの舞台裏など見所の多い作品です。
劇画ロードショー小史・3
確認できる範囲で少年チャンピオン誌上に最初に掲載された劇画ロードショー系列作品は1971年別冊少年チャンピオン8月号の「ゴジラ対ヘドラ(作画・一峰大二)」になります。これは講談社が発売した「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX(9)」に付録形式で再録されました。
劇画ロードショー小史・27
1975年月刊少年チャンピオン1月号「エスパイ(作画・土山しげる)」。
掲載誌が別冊から月刊へ。
キャラの表情に作家の個性が見え始めました。ホットパンツの由美かおるが魅力的。超能力バトルの表現が古風というかシンプル。「念力大合戦」はすごく昭和っぽいフレーズですね。
劇画ロードショー小史・30
1975年月刊少年チャンピオン4月号「メカゴジラの逆襲(作画・古城武司)」。
桂さんの改造シーンが胸モロで描かれてます。伝説の「惑星大戦争」ほどのインパクトはありませんが美少女ロボマニアとしては嬉しい。メカゴジラの指ミサイルが「XX計画-3・速射6連ミサイル」みたい。
劇画ロードショー小史・54
1977年月刊少年チャンピオン4月号「パニック・イン・スタジアム(作画・桜多吾作)」
掲載誌が手元に(以下略)。これも裏移りが激しい作品で、前半が壊滅的に見づらい。チアガールズが描かれた見開きが…本編画像は強引に加工したのでイメージを損なっていますがお許し下さい。
劇画ロードショー小史・53
1977年月刊少年チャンピオン3月号「サイレント・ムービー(作画・桜多吾作)」
有名俳優女優がゾロゾロ出てくるコメディ映画。メル・ブルックスのお笑い感覚って桜多吾作とすごく親和性がある。バート・レイノルズのヌードシーンは子供の記憶に強烈に残った。責任とってくれ。