劇画ロードショー小史・40
1976年月刊少年チャンピオン2月号「ローズバット(作画・桑田次郎)」
テロリストに誘拐された女性を救出すべく活躍する情報部員(ピーター・オトゥール)を主人公にした作品。犯人の偽装工作(図3)が面白い。掲載誌の印刷状態が劣悪で前半は裏写りが酷く見所の拉致シーンが…
劇画ロードショー小史・60
1978年少年チャンピオン1/20増刊号「激走!5000キロ(作画・桜多吾作)」
車、パトカー、ヘリコプター、そして美女。アクションとユーモアたっぷりの映画なので桜多吾作にピッタリ。ゴールへ急ぐレーサー達と追いかける警察のドタバタが当時の読者少年に大受けだったのでは。
劇画ロードショー小史・6
1972年別冊少年チャンピオン秋季号「どぶ川学級(作画・篠原幸雄)」。お役所推薦な雰囲気のヒューマンドラマ。作画も当時の少年誌に必ず掲載されていた番長モノに近い。作者の篠原幸雄は「負けずの大五」なる作品しか見あたらず篠原ユキオと同一人物なのか悩んでます。
レイアのメッセージを見る二人。右上のR2に血管が浮き上がっている日本漫画の古典的表現が。これもルーカスフィルムにどう説明したのか。他にも随所に「漫画のお約束表現」がある。通訳の人大変だったかな?
劇画ロードショー小史・42
1976年月刊少年チャンピオン4月号「狼たちの午後(作画・田辺節雄)」
実際に起きた銀行強盗事件を映画化した作品。アクションを得意とする田辺節雄だが、犯人と人質たちに奇妙な連帯感が育まれる様子を笑いを交えて描写し悲劇的なラストも印象深い。嫁(♂)シーンはカット。
劇画ロードショー小史・36
1975年月刊少年チャンピオン10月号「ヤング・フランケンシュタイン(作画・長谷邦夫)」。
映画未鑑賞なのでどの程度原作に忠実なのか解りませんが最後の「死刑」は意表を突かれました。このような部分に当時の編集部と映画会社の信頼関係を見ることが出来る気がします。
劇画ロードショー小史・41
1976年月刊少年チャンピオン3月号「ブレージングサドル(作画・桜多吾作)」
黒人の保安官が赴任したが町の住人から拒絶され大変な目に…といった内容。シリーズ後半で大活躍する桜多吾作の初登板。映画を無視した終わらせ方が凄い。殺し屋。一人殺すとボーナス100円だって。