劇画ロードショー小史・53
1977年月刊少年チャンピオン3月号「サイレント・ムービー(作画・桜多吾作)」
有名俳優女優がゾロゾロ出てくるコメディ映画。メル・ブルックスのお笑い感覚って桜多吾作とすごく親和性がある。バート・レイノルズのヌードシーンは子供の記憶に強烈に残った。責任とってくれ。
御厨さと美先生の単行本未収録作品の紹介
劇場映画「ジャッカルの日(The Day of the Jackal)」1973年のコミカライズ
劇画ゲンダイ・11&12月号に掲載されたタイアップ作品そのさん
劇画ロードショー小史・38
1975年月刊少年チャンピオン12月号「JAWS・ジョーズ(作画・田辺節雄)」。
主人公が誰であれ田辺節雄キャラになるが、ロバート・ショーとリチャード・ドレイファスは結構似てる?サメの恐ろしさを過激な描写で描いています。ビーチで子供が噛み殺されるシーンは凄いです。
劇画ロードショー小史・17
1974年別冊少年チャンピオン3月号「ダラスの熱い日(作画・土山しげる)」。
かなり複雑な内容の映画ですがよく45ページにまとめたと感心します。師匠の望月三起也の影響が強すぎて3枚目と4枚目は「ワイルド7」のどこかにあっても違和感ありませんが実に完成度の高い作品です。
ランボーの成功。最初の妻との別れ。エクスペンダブルズ始動。シュワとの共演。いい話が盛りだくさん。作画も良い。もっとはやく買えれば。
劇画ロードショー小史・33
1975年月刊少年チャンピオン7月号「タワーリング・インフェルノ(作画・田辺節雄)」
映画は見せ場も人物も多い超大作ですが、よくぞここまで綺麗にまとめたと感心しました。「ドラゴン」と違ってほぼ映画のままで描かれています。冒頭で解説してるモブがワイルドで見た風貌。
劇画ロードショー小史・58
1977年月刊少年チャンピオン8月号「ザ・ディープ(作画・桜多吾作)」
当時は宣伝が派手だったのでポスターのビジュアルは良く覚えているのですが、今回読むまで内容知りませんでした。このいかついオッサン誰?と思ったらロバート・ショーだった。体型がそれっぽい。
劇画ロードショー小史・37
1975年月刊少年チャンピオン11月号「ミスター・ノーボディ(作画・桑田次郎)」
飄々とした主人公「ノーボディ」を軽妙に。ヘンリー・フォンダ演じるボーレガードを静かな凄みで巧みに描き分けています。西部劇の定番シーンはキッチリと押さえてコメディ風味も効いた作品です。
劇画ロードショー小史・59
1978年月刊少年チャンピオン1月号「オルカ(作画・石川球太)」
海の巨獣と漁師の死闘を描くファンタジー作品。動物と自然の描写に力量を発揮した石川球太が海獣の生態も丁寧に解説しつつ凄惨な戦いを描いています。後半の裏移りが激しいのが残念です。スパックってなんぞ?
以下の記事を公開しました。お暇なときにでも読んでいただければ幸いです。
「劇画ロードショーの舞台裏」聞き書き・その2
劇画家 沢本英二郎先生への電話インタビュー
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