劇画ロードショー小史・3
確認できる範囲で少年チャンピオン誌上に最初に掲載された劇画ロードショー系列作品は1971年別冊少年チャンピオン8月号の「ゴジラ対ヘドラ(作画・一峰大二)」になります。これは講談社が発売した「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX(9)」に付録形式で再録されました。
劇画ロードショー小史・56
1977年月刊少年チャンピオン6月号「ザ・チャイルド(作画・桜多吾作)」
桜多吾作の意欲作。スティングレイのDVD特典として再録された。映画本編も観られるから読みたい人はそちらを探した方がお得です。漫画でも背筋が寒くなる恐ろしい作品。映画本編未鑑賞の人は是非。
劇画ロードショー小史・16
1974年別冊少年チャンピオン2月号「ダーティハリー2(作画・すがやみつる)」。
アクションシーンの描写が容赦なくて、チャンピオン誌上でどこまで許容されるかギリギリのラインを試したような印象。デービスはイケメンですが「ブタにはと殺あるのみ!」という台詞が怖い。
劇画ロードショー小史・35
1975年月刊少年チャンピオン9月号「デルス・ウザーラ(作画・石川球太)」。
自然の情景と野生動物の描写で素晴らしい絵を見せてくれます。主人公デルスが信じるシャーマニズムと自然への敬虔な気持ちを細かに描いているので若年層の読者にも解りやすい内容だったでしょう。
ランボーの成功。最初の妻との別れ。エクスペンダブルズ始動。シュワとの共演。いい話が盛りだくさん。作画も良い。もっとはやく買えれば。
劇画ロードショー小史・27
1975年月刊少年チャンピオン1月号「エスパイ(作画・土山しげる)」。
掲載誌が別冊から月刊へ。
キャラの表情に作家の個性が見え始めました。ホットパンツの由美かおるが魅力的。超能力バトルの表現が古風というかシンプル。「念力大合戦」はすごく昭和っぽいフレーズですね。
劇画ロードショー小史・30
1975年月刊少年チャンピオン4月号「メカゴジラの逆襲(作画・古城武司)」。
桂さんの改造シーンが胸モロで描かれてます。伝説の「惑星大戦争」ほどのインパクトはありませんが美少女ロボマニアとしては嬉しい。メカゴジラの指ミサイルが「XX計画-3・速射6連ミサイル」みたい。
劇画ロードショー小史・33
1975年月刊少年チャンピオン7月号「タワーリング・インフェルノ(作画・田辺節雄)」
映画は見せ場も人物も多い超大作ですが、よくぞここまで綺麗にまとめたと感心しました。「ドラゴン」と違ってほぼ映画のままで描かれています。冒頭で解説してるモブがワイルドで見た風貌。
劇画ロードショー小史・41
1976年月刊少年チャンピオン3月号「ブレージングサドル(作画・桜多吾作)」
黒人の保安官が赴任したが町の住人から拒絶され大変な目に…といった内容。シリーズ後半で大活躍する桜多吾作の初登板。映画を無視した終わらせ方が凄い。殺し屋。一人殺すとボーナス100円だって。