劇画ロードショー小史・36
1975年月刊少年チャンピオン10月号「ヤング・フランケンシュタイン(作画・長谷邦夫)」。
映画未鑑賞なのでどの程度原作に忠実なのか解りませんが最後の「死刑」は意表を突かれました。このような部分に当時の編集部と映画会社の信頼関係を見ることが出来る気がします。
劇画ロードショー小史・38
1975年月刊少年チャンピオン12月号「JAWS・ジョーズ(作画・田辺節雄)」。
主人公が誰であれ田辺節雄キャラになるが、ロバート・ショーとリチャード・ドレイファスは結構似てる?サメの恐ろしさを過激な描写で描いています。ビーチで子供が噛み殺されるシーンは凄いです。
劇画ロードショー小史・17
1974年別冊少年チャンピオン3月号「ダラスの熱い日(作画・土山しげる)」。
かなり複雑な内容の映画ですがよく45ページにまとめたと感心します。師匠の望月三起也の影響が強すぎて3枚目と4枚目は「ワイルド7」のどこかにあっても違和感ありませんが実に完成度の高い作品です。
劇画ロードショー小史・59
1978年月刊少年チャンピオン1月号「オルカ(作画・石川球太)」
海の巨獣と漁師の死闘を描くファンタジー作品。動物と自然の描写に力量を発揮した石川球太が海獣の生態も丁寧に解説しつつ凄惨な戦いを描いています。後半の裏移りが激しいのが残念です。スパックってなんぞ?
劇画ロードショー小史・12
1973年別冊少年チャンピオン10月号「ビリー・ザ・キッド(作画・水穂輝)」。
西部劇のガンマンとして最も有名な実在人物を主人公とした映画。作画を担当された水穂輝については情報が少なく少年サンデーの「帰ってきたウルトラマン」ぐらいしか把握していません。情報求む。
劇画ロードショー小史・60
1978年少年チャンピオン1/20増刊号「激走!5000キロ(作画・桜多吾作)」
車、パトカー、ヘリコプター、そして美女。アクションとユーモアたっぷりの映画なので桜多吾作にピッタリ。ゴールへ急ぐレーサー達と追いかける警察のドタバタが当時の読者少年に大受けだったのでは。
見所たくさん。アフリカの王子と友人に。脚本家目指し文無しになるも最後の所持金でペンとノート。ロッキー脚本のオファー。主演を勝ちとるためにギャラを犠牲に。
御厨さと美先生の単行本未収録作品の紹介
劇場映画「ジャッカルの日(The Day of the Jackal)」1973年のコミカライズ
劇画ゲンダイ・11&12月号に掲載されたタイアップ作品そのいち
劇画ロードショー小史・54
1977年月刊少年チャンピオン4月号「パニック・イン・スタジアム(作画・桜多吾作)」
掲載誌が手元に(以下略)。これも裏移りが激しい作品で、前半が壊滅的に見づらい。チアガールズが描かれた見開きが…本編画像は強引に加工したのでイメージを損なっていますがお許し下さい。
劇画ロードショー小史・43
1976年月刊少年チャンピオン5月号「ル・ジタン(作画・高山よしのり)」。
アラン・ドロンが主演した映画のコミカライズ作品。平和な暮らしを夢見ながらも犯罪から逃れられない主人公と、彼の逮捕に執念を燃やす警官を押さえた表現で描いています。
劇画ロードショー小史・4
1972年別冊少年チャンピオン春季号「ゴジラ対ガイガン(作画・古城武司)」。これも講談社の「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX(12)」に付録形式で再録されました。これとヘドラとメガロは、昭和30年代から続くタイアップ系列の作品として読者の若年層に支持されたことでしょう。