栗本薫さんとの対談でのベルセルク三浦氏の発言
〜作品として、『グインサーガ』は、『ベルセルク』の母親に当たります。
これからも『グインサーガ』の派生物として、『グイン』の名を汚さないよう、がんばります。
2021
ベルセルク三浦氏
〜僕らがマンガを描き始めた時、エンタメとして一番メジャーだったのはハリウッド映画で。
その後、おたく文化が生まれていくと中学生くらいの感性のエンタメがどんどん世の中を席巻していって。
今は少年が主人公で、成長ものどころか無双ものになっていて。
その前から
ベルセルク三浦氏との出会いについて森恒二氏
〜三浦くんと出会ったのは高校生のとき、同級生なんです。それはもうオタクとオタクの合体ですからね、ずーっとスター・ウォーズの話をするんですよ。それこそ延々と!
森恒二氏との出会いが三浦建太郎氏にとっての黄金時代篇の開幕になる。
1996
ベルセルクの最期について三浦氏
〜ただ無残な終わり方だけはしないようにしようと思ってるんです。人間だめものを書いているわけじゃないんで。
何か残酷な代表みたいなものに祭り上げられているんですけれども、まぁねぇ(笑)
僕は、危機的な状況の中でも、希望を失わないってスタイルを
森恒二氏とベルセルク三浦氏は10代の頃2人で映画を観に行きまくったという。
1983年スターウォーズ6「ジュダイの帰還」公開
当時は指定席ではなかったため17歳の2人は映画館に居座り連続鑑賞をキメる。
翌年「風の谷のナウシカ」公開。2人はまたも連続鑑賞をキメる。
森恒二氏は後に
エヴァについてベルセルク三浦氏
〜例えば『新世紀エヴァンゲリオン』を初めて見た子たちは「エヴァは絶対だ」って思うかもしれないけど、
『ウルトラマン』を経験してきた人間からすると、ウルトラマンをうまいことブラッシュアップして今風にしたんだなっていうのはわかるわけじゃないですか。ただ
2016
ベルセルク三浦建太郎氏
〜グリフィスは、自分の心境をほとんど語らないキャラとして描いていますが、彼の周りに感情を吐露するキャラを集めることによって、逆にグリフィス自身が立っていくようにしました。
完璧な世界の卵というかなり異質な使徒についてベルセルク三浦氏
〜あの使徒は特別です。グリフィスが蘇るためにちょうどいい何かを用意する必要があって
ちょうどその頃、世間ではニートが取り上げられていたと思います。何者にもなれず、自分の殻に引きこもって、暗い中でポツンとパソコンを見て
昨夜のアニメベルセルクは強烈だった。
もう実写ではとんと見かけなくなったベットシーンを真っ正面から描いている。鷺巣詩郎氏の上品でハイパーなサントラとグリフィスの絶頂の相乗効果でとてつもないシーンになっていた。
映画館で爆音で観たいシーンのひとつだ。
〜群れの中に入れないはぐれた羊の心を表現するのが文学
と山田玲司氏はいった
これはベルセルクだ
三浦建太郎だ
と思った
この光に集まる読者もそうではないのか
心にどうしようもない孤独を抱えた人がベルセルクとのコネクションを見つけるのではないのか
崩壊家庭の子供達ではないのか
ベルセルク
ロストチルドレンの章
酒飲みで暴力を振るう父と、無力な母の元から逃げたいジル
父親から虐待を受けていたロシーヌ
幼い三浦氏は父親の家庭内暴力吹き荒れる中、部屋にこもって漫画を描き続けた
ジルとロシーヌについて、子供時代の自分の理想を描いたと発言している