「ウクライナ・ノート」イゴルト　作 （花伝社・栗原俊英 訳） 全ての絵が繊細な震える描線で描かれていて実に魅力的。それだけで内容以前にこころが喜ぶ。そしてなんとも悲惨な1932年のスターリンによる人為的飢饉「ホロドモール」。大きな政治に殺される人々。

「建築家の不在」吉村靖孝 吉村靖孝の建築作品を漫画化するという稀有の企画。７作品すべて面白い。川勝徳重はさすがに若くして大人の風格。メグマイルランドさんは、ハンドカメラかドローンで鳥小屋へ飛び込んだような視界でワクワクとする！

「パソコンとヒッピー」 原作：赤田祐一・作画：関根美有 ヒッピームーブメントから生まれた解放ツールパソコン。内容の面白さもあるが、文章を漫画のコマ割りで見せる、この大胆な編集が読み出したらやめられなくなるよ！

INA「20光年」 絵も話も柔らかい心で出来た短編集。そんなに描き込んでいないのに、しっかりリアル感があるのが不思議。人物も身の回りのモノもいっしょに生きている感じ。

16ページ作品完成。そんなに急ぐことはなかったけど、来月忙しいから今のうちに。それより「苦行くん」のネタができないが、ココロのチェンジが不足だ。

働いて疲れた働いて疲れた働いて疲れた働いて疲れた。 しかしなんとか通常の疲労感まで回復した…（なんやそれ）。明日もフルで働きます！栄養も取ります！

「ラーゲリ」辺見じゅん原作・河合克夫漫画（文藝春秋）この山本幡男という人物の勇気と根気と優しさは、やはり教養が支えているのだと思う。彼の理想としたマルキシズムと実際体験したスターリンのソビエトの落差をどう思っただろうか？ 漫画は非常にわかりやすい絵で描かれていて読みやすい。

宮崎夏次系「カッパのカーティと祟どもの愛」1 謎また謎のキャラクターと複雑にからんだ謎の展開！背景細か～！自分が今いちばん面白がっている漫画。

本日はとりあえず描き込みを終了。明日ベタを入れたらチマチマとしっかり仕上げてゆくつもりじゃ。この猿は只者ではない！（けっこう気に入っている）

奥田亜紀子「ぷらせぼくらぶ」（新装版） 主人公岡ちゃんの揺れ動く心情を追ってドキドキしながら読んでしまった。秀逸のキャラクター！こんな可愛くて面白い作品があったとは！ 私の知らなかった（想像だにしなかった）学生生活の世界だ。