中島利行先生の漫画で最も読まれたと思われる「学研まんが人物日本史 織田信長」
小学生の頃、読んだが、明智光秀が気の毒で気の毒で仕方がなかった
約三十年ぶりに読み返しても、やっぱり同じ印象(浅井長政とお市も心を打つ)
この漫画で織田信長は粗暴というイメージを持つようになり、正直、嫌いだ
ロシアの蛮行を吐き気がするぐらい、見せつけられている今、このコマは格別に深い味わいがあるなあ~。
あくまで推測だけど、竹田慎平先生はロシア人を嫌っているような気がする。
太平洋戦争の敗戦で何かイヤなことを体験したり、見聞きしたのではないだろうか?
本田正臣「スポーツマン桃太郎」(榎本法令館/30円)
タイトルからしてパチモン・オーラがムンムンで、内容もビミョ~(作者の名誉の為に言っておくと「スポーツマン金太郎」より早い)
ただし、表紙の「桃のイラストのふんどし」はなかなかオシャレで、これだけで記憶に留める価値はあると思っている
白井一夫「幕末のガンマン」(「コミックmagazine増刊5月14日号」)
内容は幾多とある「新選組」ものなのだが、刀の斬り合いでは面白みがないと考えたのか、「ガン・アクション」の要素を追加
結果、違和感に溢れまくった作品になっている
池田屋事件で銃を乱射していたなんて、今の今まで知らなんだ…
(下品な内容ですので、注意して下さい)
女性器のビラビラで空を飛ぶ、中田雅喜先生の漫画がまんだらけより復刻されたが(諸事情により画像の掲載は見合わせ)、それ以前に、石原はるひこ先生の漫画では「キン※マ」が空を飛んでいた
こうして絵で見ると、ファンタジーというよりも、ただただ侘しい…
矢代まさこ先生「ノアとしゃぼん玉」
「ノアをさがして」等、1970年頃の名作が勢揃い
「みずみずしい感性」とは陳腐な表現だが、そこに「シビアな観察眼」が裏打ちされている所が最大の魅力だと思う
心を震わせながら読み終えた後、後袖の自画像でズッコケる
矢代先生はきっとステキな女性に違いない!!
小学校~高校の間にビデオ・バブルを経験し、ほぼ毎週ホラー映画を観てきたせいか、怪奇マンガの中にホラー映画の影響を受けたコマがあると、何か嬉しくなる
でも、日野日出志先生の「ギニーピッグ」は攻め過ぎのような気が…
あと、顔をナイフで切り刻む描写はルチオ・フルチの「ザ・リッパー」のはず
平田弘史「生霊の報復」(「魔像別冊怪談特集」)
破牢した侍が夫婦を斬殺、赤子を傷つける。後、彼は出世するも、妻子が死亡。呪いを恐れる彼の前に、成長した赤子が現れる…という内容
堅実な出来で、読み応え抜群
ただ、主人公のテンパり具合が、マイナー作家の巌太郎とダブってしまい、困っている