「さよなら星」谷ゆき子
読了。
谷ゆき子先生は基本こってり。
お菓子かと思うが毒もある。
僕が好きなのはばあやが何の前振りも理由もなく、3ページ後にあっさり殺される所。
しかも物語の進行上何か必然性がある訳でもない。
不条理極まりないが、
それは人生そのものでもある。
必読。
久しぶりに神田森莉先生を読んでいたら、やっぱり糞面白かった。
これって友川かずきオマージュなのだろうか、、?
夜は青森市内のあさひ温泉に。
大浴場が使えず、水風呂を臨時に転用している。
笹濁りした塩味の湯という事前の印象だったが、ほとんどそれらは感じられなかった。改修中だったからだろうか?
とは言え、出た後は身体の中まで熱がかなり残っており、疲れも取れた。
又再訪して確認してみたい。
アウシュビッツ東吉改め石山東吉先生の「男旗」はもっと評価されるべき快作である。
画像は六旗の集いにおけるPM学園演舞終了後の夜古宇団長の退場シーンであるが、有無を言わせぬ熱量と気合いに思わずこちらもモーゼコールをしてしまいたくなる。
極最高であるので是非未読の方は読んで頂きたい!
「藍の時代 begin」読了。
車田正美の学生時代を含めたデビュー前の作品が読める、ある意味本編より資料的な意味では価値が高い本書。既にこの時点で作風は完成しつつあるが、「潮騒の詩」では「ザシャッ」という車田作品で多用される擬音が(恐らく)初登場。必読だ。
海が不死身ならば空は36号。
「幻の36号」はebook japanで読む事が出来る。
只の架空戦記に留まらず、戦争や軍隊における理不尽さに対する怒り、平和への想いは後の作品群へと繋がっていく。