本当のお好み焼きとはなんじゃ
そんなものはないんじゃ
広島風じゃ関西風じゃと
だから戦争がなくならんのじゃ
『実験』直野祥子(ガロ 1968.8)
直野先生のおそらくこれがデビュー作になるのかな。
「時間」と「快楽」を断ち、食物だけを与えられて二百時間の間地下に閉じ込められた若者たちは、いずれ正気を失っていき。。
既に後の超恐怖シリーズやショックな世界に通じる独特の後味の悪さは確立されている。
この一見何のつながりも見えない二冊だが、東田健二作品が両方掲載されているという共通点がある。
ただ鬱黒さんも指摘されてたように「オレンジ〜」は実質ド官能劇画アンソロなんである意味別に不思議でもないのだが。。
ちなみに東田先生の短編はかなり怪奇色が強くて異色なんですが面白かったです。
『栄光への道』伊達狂之介
(新星社 漫画ボイン 1971.4.23)
ググっても皆無と言っていい程情報が出てこないのだが、絵柄がどことなく凡天太郎先生を思わせる。
もしかしてナギサ〜凡天プロに関係していた作家の変名だろうか?
どなたかご存知の方いらっしゃったらご教示下さいませ。
黄玉郎先生の『小流氓』は大体どのページでも人が死ぬし、
ポリコレ度0%の素晴らしい漫画なので全国民が読むべき