チッタでのゴブリンのライブは最高だったが、日本でゴブリンと言えばこの人を置いてない。「狂ったいけにえ」「狂気の感染源」「スラッシャー」は「ナイト〜」から始まるゾンビ三部作に比肩する作品群だ。
まさか大まん祭でゴリ婚の新刊が買えるなんて思わなかった!
ていうか、もう半ば諦めていただけに嬉しさもひとしおですよ。
グッピー書林さん有難う!
週刊サンケイ 臨時増刊(1973)
掲載の赤軍劇画。
原作は何れも朽木多加志。
鳴島生と岡部幸一は共に手塚プロ出身との事だ。
前年にも朽木&鳴島コンビで横井庄一さんをモデルにした作品を描いていたりとこの時期の週刊サンケイはかなり尖ってる。
『暴力バカ一代』聖レイ
(「とまとギャル白書」収録)
この作品が発表された昭和58年、梶原先生は傷害事件で逮捕。
機を見るに敏なりと言えども、これはかなりやってしまった感があると思うが、問題にはならなかったのだろうか。
「怪奇 (グロテスク) 創刊号」
レインボー祐太氏と川勝徳重氏の共作によるミニコミ誌。
ずっと気になってはいたが発行部数も少なく、半ば諦めていた所を某古書店にて偶然に発掘。
奇しくも今年の大まん祭は久呂田正三の『六本指』復刻もあり、いい流れで迎えられそうだ。
平成まんが大全集(1993.6)
劇画ジャンプの創刊20周年記念に発行された一冊。
正にエロ劇画版「夢の架け橋」的な豪華執筆陣であるが、その中で異彩を放っているのがトチボリ茂。紺野泰介名義での偏執狂的な描き込みからローファイな作風に転じてはいるが、違った意味での狂気を感じさせる。