冒頭のシーン、どこから描き始めるか…というのはとても重要。
でも、「どこから」はどう考えたらよいのだろう?
「マンガのマンガ/ストーリー構成編」より
https://t.co/Uwrm3tA5yD
「放課後、体育館の裏で誰かを待っている人」という1シーン。
「イラスト」と「マンガ」で描くとこんな感じになる。
「マンガ表現」って凄いと思うし、面白いよなぁ!と思う。
シナリオと上がった原稿。
セリフの内容が同じでも、言い回しが変わる。
文字だけのものと、絵が入ったものでは違ってくるのが当たり前。
これ、ストーリーマンガを描く上での基本中の基本です。
これが描けていないと、ホントに読みづらくて分かりにくくなるので気をつけてください。
セリフで表現したりセリフ読むのが好きという人がいるのは知っていますが、右のように表現するのが「マンガとしての面白さ」を伝える基本です。
左は単なるイラスト。
ところがフキダシをいれた途端に、そこに時間が流れ、世界が動き出す。
これがマンガの面白さ。
しかし説明的なセリフがたくさん書き込まれた途端、時間がピタリと止まってしまう。
これは「マンガ表現として適切ではない」ということなのではないか考えている。