「背景効果」って昔は盛んに使われましたが、最近見かけません。
というよりも私がマンガを見なくなってしまったのかもしれない。
私のマンガは「背景効果」だらけです。
 
   ツイッターに載せた時「セリフが多い方が好き」と言われた事があリました。
「蓼食う虫も好き好き」だから「どうぞご勝手に」なのですが、マンガの表現で重要なのは「セリフ」ではなく、「セリフと絵の組み合わせ」が「効果的に描かれている」事だと理解してほしいです。
 
   マンガでは「描き文字」も画面を構成する「絵」なのです。
一例を紹介します。
(ちなみに「怪魍奇譚」の中の描き文字の使い方です) 
   マンガを描く上で「状況が伝わる」のは「どちらの方が効果的なのか」を理解してほしいわけですが、初心者には描くのが難しいみたいです。 
   すぐに「パクリ」といいたがる現代ですが、これは「パクリ」で使っているのではなく「リスペクト」で描いているのです。
チャップリンの「モダンタイムス」のアレです。 
   依頼があったわけではないのに、原稿に着色したことがあるのです。
あんな大変な事ようやったなぁ・・とため息ついてしまいます。
タダならみてくれるけれど、有料になるとみてもらえないレベルの私ですが、がんばっちゃったなぁ・・偉いなぁ・・と自画自賛ね😊 
   「コマ間」にまだ気付いていなかった頃の「マンガ表現」の一例です。
「表現の不自然さ」の原因は「落ち着かず気持ち悪い」からという理由しか書いてませんが、今であれば「コマ間」の事が関係していることの影響を明確に解説できるようになりました。 
   なぜ「3コマに分ける」と「何が起きたのか」を混乱させずに伝えることができます。
1コマでは「3つの動きが同時に起きた」こととして伝わってしまうため、受け入れにくい「気持ち悪さ」が生まれてしまうのです。