専門学校のマンガ講師になるとは思ってもいませんでしたが、講師になったから「マンガ表現の仕組み」に気づけたし、「マンガのマンガ」を描くことができたし、今の自分が作れました。
道は自ずと造られていくものだと思います。
ストーリーマンガを描く際、ワク線は絵の主線(おもせん)よりも太めに描くと、コマがスッキリと見やすくなり読みやすくなります。
「マンガ表現」の基本を守ることによって、マンガの見え方は変わって来ます。
ほんのわずかな違いが、分かりやすさ・見やすさに影響を与えます。
以前ツイッターに載せた時「セリフが多い方が好き」と言われた事があって、「人それぞれ」「蓼食う虫も好き好き」な訳ですが、コマの中に描かれる絵は「挿絵ではない」という「マンガ表現の原則」は意識していただきたいなぁと思います。。
しかし説明的なセリフがたくさん書き込まれた途端、時間がピタリと止まってしまう。
これは「マンガ表現として適切ではない」ということなのではないか考えている。
「背景効果」って昔は盛んに使われてましたが、最近のマンガでは見かけなくなりました。
私のマンガは「背景効果」だらけです。
学生や受講生にありがちなのが、「原稿のフキダシ内のセリフの文字が小さい」こと。
原稿は雑誌の1.2倍の大きさで描いているので、印刷時には縮小される。
大きめに書くように何度アドバイスしても、なかなか身につかない子が多い。