「フキダシとセリフ」の描き方には、暗黙の約束事があります。
意図的に例外として描くこともありますが、基本的にはコマのワク線に対応した描写となります。
ネームなしで仕上げたマンガは、自分らしさが滲み出て面白いマンガだった気がする。
ネームで打ち合わせを繰り返すと、何が面白いのかどこが面白いのか分からなくなる。
「めんどくせーなぁ」と思った。
はじめに「状況設定」を必ず描くのが、マンガの基本表現。
●背景を描き、人物を配置することで「どこにいるのか」が分かる
●ロングショットで位置関係を描いてあるので状況が理解できる
●主人公を大きく描いて目立たせて描いてあるので、誰が主人公なのか分かる
これ、できない人が多いです。 https://t.co/xgIUxIAO6i
「セリフを見せるためのフキダシ」だから、「どこに配置してもいい」と思っている人いませんか?
「フキダシが絵の邪魔をしている」のは、「絵を描いていないのと同じ」事になるので避けてください。
20年近くマンガ講師をしているけど、困った学生との出会いってあるのです。
既に卒業しましたが、ホントに衝撃的な学生でした💦。 https://t.co/0jE4L2YoV6
マンガを読んで感動するってどういうことなの?…という私の考え方。
「マンガのマンガ/ストーリー構成編」より
定期的に載せている画像ですが、ストーリーマンガを描く上で先ず重要な事。
何が描かれているのか伝わらないことには、話が始まらないのです。
「キャラクターがいいから」とか「ストーリーがいいから」とか言われますが、「感動する理由は本当にそうなのだろうか?」と思い続けていました。
私はこう考えているのです。
(マンガのマンガ/ストーリー構成編より)