「キャラクターがいいから」とか「ストーリーがいいから」とか言われますが、「感動する理由は本当にそうなのだろうか?」と思い続けていました。
私はこう考えているのです。
(マンガのマンガ/ストーリー構成編より)
無駄ゴマを省き、アングルやショットを工夫をすると、変化のあるコマ展開になります。
演出としての「無駄ゴマ」を入れて「間」を作ってみました。
デビュー前とはいえ、生活していかなくてはなりません。
アイデアを出しネームを何度も描いても、採用されない限りギャラは無しです。
担当している編集者は給料をもらって生活しています。
当時、なんか変だなぁ・・とは思いました。
「5W1H設定」の重要性を知ってもらうための1ページ。
文章だけでは分かりにくい内容も、具体的な解説で伝わりやすくなります。
これがマンガ表現の強みです。
(マンガのマンガ/ストーリー構成編」より)
分かりやすいストーリーマンガを表現する際、基礎となる約束事があります。
「マンガのマンガ/ストーリーマンガ表現基礎編」↓
「キャラクターがいいから」とか「ストーリーがいいから」とか思われていますが、「感動する理由は本当にそうなのだろうか?」と思い続けていました。
私はこう考えているのです。
(マンガのマンガ/ストーリー構成編より)
初心者が描きがちなマンガが「上」です。
何が描かれているかは、読者の想像に頼り過ぎです。
分からないわけではないけれど、マンガ表現としては幼いです。
マンガとして表現できているのは「下」なのですが、描き慣れてこないと難しいです。
1998年に出版された文庫本。
その中に収録されている「まんが研究会」に描かれているネームに関する記述部分。
この頃から懸念されていたんだなぁ…と改めて驚く。