シナリオと上がった原稿。
セリフの内容が同じでも、言い回しが変わる。
文字だけのものと、絵が入ったものでは違ってくるのが当たり前。
ランダムに1ページ見せてみる。
ストーリーマンガを描いた後、「このページの前と後に興味を持てる見せ方になっているかどうか、は大事・・・と思うようになりました。
「チョコボのふしぎものがたり」
第4話のラストページ。
チョコボが私のタッチの絵になってきました。
描きやすくなってきたのです。
モーぐりの目も飛び出し始めました
絵がイキイキと動き出してきたのがこの辺りからです。
「コマ間」にまだ気付いていなかった頃の「マンガ表現」の一例です。
「表現の不自然さ」の原因は「落ち着かず気持ち悪い」からという理由しか書いてませんが、今であれば「コマ間」の事が関係していることの影響を明確に解説できるようになりました。
ネームを描かず直接原稿に描いていくと、ページが足りず最後に詰め込まざるを得なくなる
……という一例(;^_^A
新マンガのマンガ/マンガ表現基礎編1限〜6限
「マンガ表現の基本のキ」を実践的にマンガで分かりやすく解説した66ページ。
https://t.co/9wXw5lvVzU
マンガを描くには4つの能力→「画力」「マンガ表現力」「ストーリー構成・演出力」「アイデア・発想力」が必要です。
私が小学6年生(今から60年前)の時にノートに描いていたオリジナルマンガ。
最初はレベルが低くても構わないのです。
楽しければOKなのです。
「チョコボのふしぎものがたり」
第3話のラストページ。
チョコボもモーグリも、コロコロコミックでの自分のキャラクターとして動いてくれるようになってきました。
絵がらは相変わらず固まってきませんが、「どういうキャラクターなのか」が見えてきて、自分のマンガになってきた感覚はありました。
昔、チャンピオンに投稿した作品のコピー。
箸にも棒にも引っかからず、落ちた。
描く為に使った数百時間が無駄になった訳だが、数百時間を楽しめたと思えば苦にもならない(^^)
私の中学時代3年間の「経験値」の記念品。
捨てることができず、いまだに手元にあります。
驚くほどたくさんの時間をかけて、マンガ家になれました。
20年以上過ぎてもタイミングが来れば、マンガ家として活動できたりするものなのです。