誰のセリフなのか「分かる」表現と、「分からない」表現の差。
些細なことかもしれないけれど、コレ大事です。
「マンガ表現の基礎」として、授業に取り入れている課題の一部です。
まとめてみました。
興味ある方、トライしてみてください。
#かとう式マンガ表現基礎課題
初心者にありがちな事。
フキダシにセリフを「改行しない」で書く。
だからとても読みにくい。
上と下を見比べてみてください。
「上の方が良い」という人がいるかもしれないのが、ツイートをする怖さです。
絵とセリフが描かれているから「マンガは分かりやすく読みやすい」と思っている人がいるようですが、そんなに単純なものではありません。
コレ、分かりにくいのではないでしょうか?
知恵を絞って、「具体的に分かりやすく読みやすい表現」をプロの先生方が心がけて描いているから、「マンガは分かりやすい」のです。
<マンガ表現>
ワンポイント・アドバイス
★「フキダシとセリフ」を描くには「暗黙の了解」があって、その基本が守られていないと「読みにくいマンガ」となります。
守るべき約束事は、これ以外にも多いです。
マンガを読んで感動するってどういうことなの?…という私の考え方。
「マンガのマンガ/ストーリー構成編」より
1998年に出版された文庫本。
その中に収録されている「まんが研究会」に描かれているネームに関する記述部分。
この頃から懸念されていたんだなぁ…と改めて驚く。