デビュー前とはいえ、生活していかなくてはなりません。
アイデアを出しネームを何度も描いても、採用されない限りギャラは無しです。
担当している編集者は給料をもらって生活しています。
当時、なんか変だなぁ・・とは思いました。
シーンの始まりに「背景を描く」ことはしても、「そこに登場人物を配置する」ことをしない人がいます。
見比べると、どちらが分かりやすいのかご理解いただけると思います。
私の授業では、マンガ表現の「第4課題」に入りました。
参加してみませんか?
「表情の描き分け」のトレーニングです。
状況を設定し、オリジナルキャラクターを使って「会話を表現する課題」です。
以前にも載せた画像。
「こんな描き方するは奴いないだろ?」とお思いでしょうが……ホントにいるんです。
本人は状況を把握して描いているので、「分かりにくい」と指摘しても、「どこが分かりにくいのか」が分からない場合が多いです。
「チョコボのふしぎものがたり」のモーグリは、現実主義者。
ツライ人生を送ってきて、信じられるものはお宝(金)だけだと思っている。
でも、本当はそれだけでは無いことをどこかで願っている。
そんなキャラクターとして描きました。
以前この画像を載せた時、「学生作品はわざと下手に描いて、添削した方は上手くシッカリ描きこんでいるだけの差だろ!」とリツイートする人がいました。
見て欲しいのはそこじゃないですから^^;
セリフとそれを言っている人物は、1つのコマに一対で描くのが基本。
これが守られていないと、こういう分かりにくいコマ展開になります。
分かりやすいストーリーマンガを表現する際、基礎となる約束事があります。
「マンガのマンガ/ストーリーマンガ表現基礎編」↓
右と左。
どっちが分かりやすいコマ展開なのか?
なぜ分かりやすいのか?
その理由が分かるでしょうか。
「絵の上手い・下手の差」と答えた人がいたけれど、それ違うので。