「ストーリーマンガ」のコマ展開の面白さの一つに、「間」というものがあります。
使い方によって、本来なら「不要なコマ」が「演出のコマ」として効果を発揮します。
一例を作ってみました。
専門学校での授業。
マンガ初心者の1年生初期課題として、以前は効果線や集中線のトライ課題やってました。
最近、必ずやっている課題はこれです。
キャラクターの表情・演技のトライ課題です。
ぜひ皆さんもトライしてみてください。
「セリフを見せるためのフキダシ」だから、「どこに配置してもいい」なんて思っている人いませんか?
「フキダシが絵の邪魔をしている」のは、「絵を描いていないのと同じ」こと。
「キャラクターがいいから」とか「ストーリーがいいから」とか思われていますが、「感動する理由は本当にそうなのだろうか?」と思い続けていました。
私はこう考えているのです。
(マンガのマンガ/ストーリー構成編より)
知っておいて損はない「フキダシ」の知識/その1
絵を見せてこそマンガ。
「フキダシ」でポイントになる部分を隠してしまうと、コマが台無しになる。
配置場所には細心の注意を払い、絵の邪魔にならない工夫を。
「主人公は誰」「状況説明」「それぞれの位置関係」を「読者に想像させる」のではなく、「無意識のうちに読み取ってもらう」事って重要だと思うのだけど、理解していただけない人もいるような気がする。