左は単なるイラスト。
ところがフキダシをいれた途端に、そこに時間が流れ、世界が動き出す。
これがマンガの面白さ。
「ストーリーマンガ」を描くことに関しツイッターでさまざまつぶやいていると、様々な事に気づきます。
授業で使ってみようと思う「課題」がひとつ追加出来ました。
興味のある方、トライしてみてください。
#かとう式マンガ表現基礎課題
伝わる内容は同じでも、「無意識のうちに」より多くの「具体的な情報を読者に伝える」描き方にすると、「ストーリーマンガ」としての「読みやすい心地良さ」が伝わります。
見比べてみてください。
マンガ少年でデビュー後、喰っていけないためマンガを断念。
その10年後、コロコロコミック藤子賞佳作で担当付きとなるが、簡単にはデビューできなかった。
こんな事が当たり前のように起きるのだヮ。
マンガは声を出せません。
いくら描き手が感情を込めてセリフを書いても、文字だけではセリフのニュアンスは伝わりません。
「セリフ」と「人物の表情」を一つのコマに描き、「表情の描き分け」でセリフのニュアンスを伝えるのが基本。
小学生がマンガを描く時に描きがちですが、一つのコマの中で複数の動作を描くのは適切ではありません。
意味は伝わりますが、不自然な時間経過を感じさせてしまいます。
「(マンガのマンガ/コマ割りの基礎編」より)