しかしそんな猫草には思わぬ弱点が…何せ前世はニャンコだから、ボールを見るとついじゃれついてしまうのである。戦う気を無くした猫草を見た吉良は、手強すぎる相手と戦うことを諦め、とりあえずはこれで良し…とするのであった。
そんなスティルライフを脅かす出来事が起きる。家に侵入して来たニャンコ(世にも美しいブリティッシュブルー(*´д`*)のタマ)を過失で死なせてしまったのだ。ニャンコを演じるのは、平原の2.5次元担当「人外ならまかせろ」の西岡サヤ。
吉良は、スタンドを使って大家のカバンから金を取り、その金を渡す。スタンドは見えないが、そのことを理解したしのぶはますます夫(中身は吉良)に惹かれていく。
そこへ乱入するのが、家賃を取り立てに来た大家。演じるのは優しい劇団の鴨川汚染。ただし元々出演を予定していたわけではなく、名古屋から東京へ大学受験で来て(!!)帰りに立ち寄ったところ開演前にキャスティングされたとのこと。台本ではなく原作漫画を手に演じる。ザッツ・平原演劇祭!
吉良は料理の才能があるようで、今まで家事などやろうともしなかった夫が自分の分まで含めて美味しい料理を作ったことに、しのぶはビックリ。
夫を軽蔑しまくっていたしのぶだが、中の人が変わった夫に初めて恋をしていく。この感情表現が、極めて自然で分かりやすく、どんどんしのぶが可愛らしく見えていくところが凄い。
そしてついに登場、タイトルロールの川尻しのぶを演じるのは、「イオの月」で平原演劇祭に初参加した池田淑乃。こちらは紛う方無き実写版川尻しのぶだ。見た目ではなく雰囲気や感情表現が、まんま川尻しのぶ。
そんな吉良が、ジョジョたちとの闘いから逃れるため、川尻浩作という別人になりすます(顔は別のスタンド使いに変えさせた)。その妻の川尻しのぶは、夫(本物の浩作)にほとんど愛情を抱いていなかったのだが、中の人が変わった夫に初めて恋心を抱いてしまう。
問題は、彼が秘かに隠しているものがモエエシャンドンではなく殺した女の手首だということ。ただしこの手の漫画の悪役にありがちな大それた野望は一切持っておらず、自分の欲望さえ満たされれば、あとは煩わしいことに関わらず静かな生活を送りたいと願っている、いかにも90年代らしいロハスな悪役。
ジョジョ劇の後半は「吉良吉影の静かな愛」。簡単に説明すると、吉良吉影というのはジョジョ第四部のラスボスにあたるシリアルキラー。あらゆるものを爆弾に変えるスタンド「キラークイーン」の持ち主♪しきぷすはもええ〜しゃど〜ん いんは〜ぷりてぃきゃ〜びねっと
疲れたので、続きは明日の夜だな。書き忘れたが、ジョジョ劇2本立てで非常に受けたのは、この「ゴゴゴォッッ」という類の擬音を役者たちが口で再現していたことw そうだよ、あの擬音が無くちゃジョジョじゃないよ(´∀`) て言うか、だからお前らジャンケンにそんなに熱くなるなってw
アイリさんが見始めたら、もう上演は決定事項ですねw>ボインゴ編
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