同人誌2冊販売(2冊で500円)
作品リスト無料配布
中田雅喜先生の思い出漫画閲覧可
12月1日は
アニメーター・荒木伸吾先生の忌日
貸本漫画家時代の作品「何も言わなかった少女」
街45号(1960年11月発行)掲載
ほぼ全頁4段横長コマという実験的構成で、全39頁という長編を読ませるよう工夫を凝らした構図選定が素晴らしいです。
11月22日は「いい夫婦の日」
「フーテン」第2部 夏の章で
まだ大阪にいて虫プロに入る前の真崎守先生から
「永島夫妻は、自分にとって理想の夫婦でした」
と言われる永島慎二(作中名は長暇貧治)先生
→そして「風の周辺」は、翌5月号第二話から何の脈絡もなく全く別の現代高校生男女の物語になる謎展開
(5月号以降掲載分は「風の周辺」として真崎守選集19「残照」に収録)
打切りとなった作品(風漂花)の再生産orスピンオフを、別雑誌で試みたものの気が変わり止めたということなのでしょうか?
→実はこの部分、掲載誌のコスモコミックが1978年12月20日号で7号休刊となり「風漂花」が未完打ち切りになった翌1979年の高二時代4月号に「風の周辺」第一話として発表されています(脱稿サインは79.2となっており、連載時に描いたものとは考え難い)→続く
10月2日は
望遠鏡の日
#真崎守「倒めがね」
「実話とマンガ」1972年4月号掲載
小田仁二郎の小説「流戒十郎うき世草子」第10話「遠眼鏡のなか」をアレンジし、平賀源内を登場させた作品
キーワードが「さかさま」ゆえ、遠めがね→倒めがね
#ラーメン評論家だと思う画像を貼る
中沢啓治先生の「何かが起きる!」
(週刊少年ジャンプ1970年34号)
より
8月19日は
バイクの日
#真崎守「余花(よか)」
ポップティーン(富士見書房)1981年5月号
単行本未収録
「キバの紋章」以外でバイクが登場する真崎作品はこれくらいでしょうか
10代女性を対象とした雑誌に掲載された
友の死に対する自責の念で自分を見失っていた少女の、魂の救済の物語
8月19日は
バイクの日
#真崎守
「キバの紋章」
「闇縛りという行」を中心に物語の前後が反転するシンメトリー構造の傑作
NHK/BSマンガ夜話では、皆が「行き当たりばったりで矛盾だらけのストーリー」と酷評していましたが
前後半でキャラの印象ががらっと変わるのは作者の計算づくだったのでは?
7月27日は「スイカの日」
(画像は松本零士先生の「男おいどん」から)
子供の頃「スイカを丸ごと食べてみたい」と思った人は多いと思いますが
こういう剝き方はさすがに発想外でした
70年安保当時、一部のインテリ漫画読み層から「我らの世代の代弁者」として支持された真崎守先生ですが、ここでは意外と醒めた眼で「この国はどうなっちまったんだ」みたいに描いているのがとても興味深いです
(いや勿論、この作品は70年安保より僅かながらも前の作品ではありますが)