せくさんぶる→花と修羅/変更⑮消えた巨人軍ネタ
連載中の時事ネタが単行本化に際し消えてなくなることはどの作者の漫画でもしばしばあることですが、何故か「せくさんぶる」には読売ジャイアンツに関連した台詞がありました。
#真崎守
せくさんぶる→花と修羅/変更⑭石像をめぐるジロと真弓の会話
石像を前に座り考え込んでいるジロを囲み
先生・和尚・真弓・しのぶがその理由についてあれこれ述べる場面は「せくさんぶる」「花と修羅」共通ですが、画像のジロと真弓の絡みは(「花と修羅」では)1頁まるごと消されています
#真崎守
せくさんぶる→花と修羅/変更⑬消えた言葉「せくさんぶる」
「せくさんぶる」には作品タイトルでもある「せくさんぶる」というワード(セックスのスクランブルという意味の造語)が何度も登場しますが
「花と修羅」では、第一話での担任教師の話を除き、ことごとく消されています。
#真崎守
せくさんぶる→花と修羅/変更⑫嵯峨野で出会った武芸者
「花と修羅」最終話でキバ紋を「未熟者」と一喝する武芸者を見て「(既に退場している)沖田蒸に良く似ている」と思った方は多いと思いますが
「せくさんぶる」でのこの場面は第1部最終回で、次話から登場する沖田本人の顔見せにも思えます
せくさんぶる→花と修羅/変更⑪賑やかなモアイ像
全編を通じ、「せくさんぶる」では過剰だった台詞を「花と修羅」では整理削減している傾向が見られますが
「せくさんぶる」での賑やかなモアイ像の台詞も「花と修羅」では丸ごと無くなり沈思黙考の風情です。
#真崎守
せくさんぶる→花と修羅/変更⑩車に轢かれた中年男
しのぶが車に轢かれた中年男に迫られるシーン
「せくさんぶる」ではしのぶが足首を掴まれてから13頁に渡り台詞も多いですが
「花と修羅」では当該シーンの頁数は12と大差ないものの台詞がそぎ落とされ、語られる内容が極端に減っています。
#真崎守
せくさんぶる→花と修羅/変更⑨夢の中の蛍
夢の中で蛍が「血をふいて倒れる」シーン。
「せくさんぶる」ではインパクト大の見開きでしたが、「花と修羅」では、「せくさんぶる」でこの後の黒田との決闘シーンで使われたコマを切り貼りした構成に変わっています。
#真崎守
清を締め上げるキバ紋の後ろから登場した蛍が「マイン・カンプって知ってるかい」「ちんぴら・かんぷって知ってるかい?」と謎めいた言葉を言いますが、「花と修羅」ではこの台詞は消えています。
ちなみに「マイン・カンプ」という言葉はヒトラーの著書のタイトル(邦訳は「我が闘争」)由来かと。
せくさんぶる→花と修羅/変更⑦しのぶ暴行事件
「花と修羅」では蛍が寸前で止め、しのぶは暴行未遂で済んだことになっていますが、初出「せくさんぶる」ではそうではありませんでした。
#真崎守
せくさんぶる→花と修羅/変更⑥蛍の懐妊
「せくさんぶる」では、黒田との対決に向かう前、蛍がキバ紋の子を宿していることを告白しますが、「花と修羅」ではその部分は無くなっています。
#真崎守
せくさんぶる→花と修羅/変更⑤黒田と鏡子
「花と修羅」では、しのぶと蛍との三つ子姉妹の一人・鏡子を黒田が預かったことになっていますが、「せくさんぶる」を描いた時点ではそういう話はなく、鏡子と黒田の接点はゼロでした
#真崎守