「Two Shades of Summer」は、今年4月に亡くなった大林宣彦監督との思い出をマンガにした作品です。描いたころは抗癌剤が効いて、まだまだお元気でした。完成原稿をお見せして、一か所だけセリフの修正を受けました。戻ってきた原稿の表紙に「アリガトウ!」って書かれていて、宝物。
「夏の夜のけもの feat.けもの」は、シンガーソングライターのけものさんのZINEのために描きました。マンガのなかに描いたけど、お会いしたのは「酔いながら考える」という格好いいリトルプレスの刊行パーティでした。なんだか特別な夜だったな。たまにそういうキーになるような一日ってありますよね。
「冬の偶有的神秘エトセトラ」は少年コースケと公園橋にいる少女の幽霊と繰り広げるおしゃべりコメディですね。コメディって、自分でいうのなんでか恥ずかしいな。でもしょうがない。誰からも訊かれてないけど「偶有的神秘」は英語だと「アクシデンタリ・ミステリ」です。
東京都、小池知事会見録を密かに改変
東京都がホームページで公開している小池百合子知事の記者会見録の一部を、担当部署が削除したり、書き換えたりしていることが、都への取材で分かった。事実関係が間違っている場合などに注釈も付けず改変していた。
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「最後のフェリー」は、ヴェネツィアに研修に来た男の子が、現地の女の子ジョルジャに恋する話。はじめてペンで描きました(普段は爪楊枝でマンガ描いてます ※後述)。「片岡義男の『彼女のリアリズムが輝く』」は片岡義男さん原作をコミカライズ。片岡さんの描く女性の姿、格好いいです。→
「タゴールの『妖精』」は、世界初のアジア人ノーベル文学賞受賞のインド人作家タゴールの作品をコミカライズ。「おじいさまのお話は嘘ばかり。ほんとうのお話聞かせてよ」という孫娘におじいさんは――。「リングワンデルング」は閉ざされた世界でのホラー・ミステリですね。→
「ムルの顔」。新婚カップルはボルネオ島の洞窟めぐりをしている。そんななか夫の姿が消えて、戻ってきた夫は――という、こちらもホラーかな。「Two Shades of Summer」は、今年4月に亡くなった大林宣彦監督との思い出をマンガにした作品です。描いたころはまだまだお元気でした。→
「夏の夜のけもの feat.けもの」は、シンガーソングライターのけものさんのZINEのために描きました。けものさんの歌声、好きです。これを機会に聴いてもらえると嬉しいな。「冬の偶有的神秘エトセトラ」は少年コースケと公園橋にいる幽霊少女とが繰り広げるコメディですね。→
「爪のようなもの」、タイトルトラックにするくらい気に入っていますが、あまり反応がない(笑)。ウラジオストク旅行で思いついた幻想譚。「毒」は、妻子のある男と南の島に行く予定が、ドタキャン。女性はひとりでその南の島で過ごすが――。自分と向かいあうって怖いですよね。→
本日10月5日発売ビッグコミックオリジナルに「猫は無口だが頼りになる」掲載されています。ずっと描きたかった話なので描けてうれしいな。10月20日発売の次号で諸島物語シリーズは予定通り最終回になります。
「ジパング少年」読んでほしい。一躍、時代の寵児になった主人公が拍手で迎えられたテレビ番組で「おれたちの高校も変えてほしい」と言われ「自分たちのことは自分たちでやってくんないかな」と言ったとたん「がっかり」「思ってた人と違う」と手のひらを返されたりね、まじ日本です。